TBS大暴走「育児ノイローゼ?イクメン?女性の社会進出?そんなの認めません!」というドラマを放送

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TBS大暴走「育児ノイローゼ?イクメン?女性の社会進出?そんなの認めません!」というドラマを放送

1日、都内で開かれたTBS系ドラマ「渡る世間は鬼ばかり3時間スペシャル」(18日放送予定)の取材会において、脚本家の橋田寿賀子氏が、女性の社会進出や男性の育児参加を真っ向否定する持論を展開した。その持論を泉ピン子演じる五月に反映し脚本を書いたという。
橋田寿賀子氏の発言内容は以下、

「この頃イクメンと称して、ご主人が子供を育てる仲間に入らないと罪悪みたいに言われ、一人で育てると育児ノイローゼになるというお母さんがいる。それに頭がくる。イクメンなんて、認めません。そういう怒りをもって書いています」
「昔は(女性が)一人で子供を6、7人も育てて、畑仕事もしていた。男の人はちゃんとお仕事をなさればいいと思っています」
出典:橋田壽賀子さん、男性育児参画やワンオペ母の育児ノイローゼ風潮に怒り…渡鬼に“代弁”シーン : スポーツ報知

TBSは事前に橋田氏の主張を聞いていた?

橋田寿賀子氏個人の発言ではあるが、女性の人権を女性が無視するという重大な案件であることは間違いない。TBSはこのような発言を放置しておいて、橋田寿賀子氏を神のように崇めていて良いのだろうか?
あくまでドラマ上の演出として、そのような主張をする登場人物を設定しただけなら問題は無い。だが、取材会という公の場で脚本家が持論として発言し、五月という登場人物を「私自身ですね。私が姑(しゅうとめ)だったら、ああなる」と、自身の思いを代弁させたとなれば話は別だ。
TBSの公式サイトでも、この橋田寿賀子氏の持論が「あらすじ」として公開されており、TBS側も承知の上で放送するのだから、責任はTBSにも大いにある。
参考:あらすじ│TBSテレビ:橋田壽賀子ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』

おそらく、ドラマの劇中では子育てに男性が参加することに肯定的な登場人物もおり、それなりに丸く収まるのだろう。しかし、TBSスタッフがキュレーションしていると思われる「ファンメッセージ」では、橋田寿賀子氏と同じような主張をする投稿が掲載されている。
えなりかずき演じる眞の妻である貴子が「子育てに疲れた」という置手紙を残して失踪したことに対し、以下のような意見が、

もう加津ちゃんと再婚しちゃえよ
貴子は五月のキミがいた頃のいびりに比べると甘えすぎでもう別れればいいのにと思ってます
眞はやっぱ加津がお似合いです
にやわ (23)男性

貴子腹立つ
育児に疲れたから出て行ったって甘えすぎですよ!五月が愛と眞を育てていた時の苦労なんてそんなもんじゃなかったですよ!五月の爪の垢を煎じて飲めって言いたいです、貴子には。もう別れて加津ちゃんと再婚してほしいな。でもそれでも渡鬼には貴子のような捻くれたキャラが必要なんでしょうね・・・。
D (35)女性

出典:ファンメッセージ│TBSテレビ:橋田壽賀子ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』

どちらの投稿も、橋田寿賀子氏の発言が報道されるより前の投稿だ。これは、TBS側が橋田寿賀子氏の「育児ノイローゼ?イクメン?女性の社会進出?そんなの認めません!」というメッセージをドラマに盛り込むことを了承していたという事ではないだろうか?TBSが知っていて同様の投稿をキュレーションしたか、関係者によるヤラセ投稿を行っている可能性は否定できない。
いずれにしても、このような女性差別と蔑視が堂々と語られるようなドラマを、TBSがゴールデンタイムで放送するという次点でアウトだろう。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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