元毎日新聞記者「安倍首相が辞意表明、天皇陛下に近い筋からの情報」昨年は「末期癌で余命3か月」のデマ

政治・社会

元毎日新聞記者「安倍首相が辞意表明、天皇陛下に近い筋からの情報」昨年は「末期癌で余命3か月」のデマ

元毎日新聞記者の板垣英憲氏によると、安倍晋三首相が辞意を表明したとか。その詳細については、安定の「続きは有料月額1000円」である。誰が金払うねん?
安倍晋三首相が「辞意を表明」、自民党の二階俊博幹事長、公明党の井上義久幹事長らに、政局は一気に「ポスト安倍」へ – 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

こういう商売は昔から後を絶たないわけだが、何よりも許せないのは「天皇陛下に近い筋」という部分だ。信用を得るために付け加えたつもりだろうが、天皇陛下を利用するなど言語道断である。
この人物は、昨年の6月にも安倍首相が「末期癌で余命3カ月」という怪情報を流して話題になっている。
安倍晋三首相は、慶応大病院で精密検査、「肺ガンの末期(ステージ4)、リンパ節、脳幹に転移、余命3か月」と告知される – 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

阪神の優勝を予想する占い師と同じ

昨年の安倍首相が余命3カ月という情報は、板垣氏の説明する精密検査日が首相動静記録からして不可能であることが指摘され、完全なるデマと断定されている。何よりも安倍首相は現在もご存命である。
今回はそれを学習したのか、朝日新聞の首相動静をコピーしている。赤字の部分が朝日新聞掲載の2月28日首相動静のコピー部分。
参考:首相動静―2月28日:朝日新聞デジタル

◆〔特別情報1〕
安倍晋三首相は3月1日未明、自民党の二階俊博幹事長、公明党の井上義久幹事長らに、「辞意を表明」、政局は一気に「ポスト安倍」に向けて動いている。「2月28日首相動静―午後11時32分、官邸。40分、自民党の二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長、公明党の井上義久幹事長、石田祝稔政調会長、加藤勝信厚生労働相。菅官房長官同席。主な発言は、以下の通り。
二階俊博幹事長「今回の働き方改革、対北朝鮮・中国問題も含めていろいろ、もうこのへんで責任をとって辞めて下さい」
安倍晋三首相「辞めるのは辞める。ただ辞める時期については、自分の判断で決めさせてくれ」
二階俊博幹事長「じゃう、それでいいんですね。そういうふうに自分の上の人たちに言ういますよ」
安倍晋三首相「それで結構です」
二階俊博幹事長「わかりました。そういう対応をさせて頂きます」
それを受けて、森友文書「財務省の書き換え」疑惑が出てきた。
これは、天皇陛下と米キッシンジャー博士にごく近い筋からの情報である。
出典:安倍晋三首相が「辞意を表明」、自民党の二階俊博幹事長、公明党の井上義久幹事長らに、政局は一気に「ポスト安倍」へ – 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

朝日新聞の首相動静は、記事の最後にこう付け加えられている。
▼3月1日
 【午前】0時4分、報道各社のインタビュー。9分、公邸。

これは安倍首相が深夜になって、裁量労働制の対象拡大を法案から全面削除することをマスコミに告げたインタビューを指している。この方針を伝えるために、関係閣僚や与党両幹事長が官邸に集まった事実を、板垣氏は「辞任の意向を伝えた」としているのだ。

 首相は28日深夜から、加藤勝信厚生労働相、自民党の二階俊博、公明党の井上義久の両幹事長らと首相官邸で会談。残業時間の上限規制などに関連する8本の法案を束ねる働き方改革関連法案から、裁量労働制部分を全面削除する方針を伝えた。

 首相は会談後、記者団の取材に応じ、「国民が(裁量労働制の労働時間の)データに疑念を抱く結果になった。厚労省で実態を把握したうえで議論し直すようにしたい」と削除する理由を説明した。
出典:「裁量労働制の拡大」を削除へ 首相、「働き方」法案で:朝日新聞デジタル

今国会では、裁量労働制に関する不適切データに加え、森友問題で財務省が国会に提出した書類の書き換え疑惑が浮上。安倍政権が窮地に立たされていることで、展開によっては辞任もあり得ない話とは言えない状況になっている。この時期を逃すまいとデマが真実になる可能性に賭けたのだろう。
これは昔からある「阪神の優勝を予想する占い師」の手法で、毎年同じ予想をして外したことは無かった事にして、当たった時だけ大騒ぎして商売につなげるという古典的なものだ。
いつかは安倍首相も辞任か任期満了を迎えるのだから。
紫色の経済学者が、当たるまで日本経済の崩壊を予想し続けるのとも似ている。

それにしても「天皇陛下と米キッシンジャー博士にごく近い筋」とうのはデマにしては悪質であり、天皇陛下を利用して月額1000円のメルマガに誘導するのは許しがたいことである。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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