和田政宗議員「朝日新聞が別の文書を取り違え?」朝日の指摘内容と一致する全く別の決裁文書が公開される

政治・社会

和田政宗議員「朝日新聞が別の文書を取り違え?」朝日の指摘内容と一致する全く別の決裁文書が公開される

森友学園への国有地売却の決裁書類が、何者かによって書き換えられているという疑惑を朝日新聞が報じたことを関し、自民党の和田政宗参院議員は8日、朝日新聞が全く異なる別の決裁文書を取り違えた可能性を指摘した。
和田政宗議員が公開した別の決裁文書は、朝日新聞が3月2日に指摘した差異とほぼ一致している。

朝日さん、まさか文書を取り違えてはないとは思いますが。。。

朝日新聞が指摘する、国会に提出された「売買契約の決裁文書の調書」と、近畿財務局に保存されている原本が違うという件。

まさかとは思いますが、全く別の決裁文書の調書を比較し、文言が…

参議院議員 和田政宗さんの投稿 2018年3月7日(水)

和田政宗議員の着目点

和田政宗議員が着目した点は、「売買契約の決裁文書」とは全く別の文書である「予定価格の決定の決裁文書」の調書と比較すると、朝日の指摘とほぼ全て合致するというもの。
・文言が「要請」から「申し出」に変わっている
・「学園の提案に応じて鑑定評価を行い」「価格提示を行う」という文言が削除されている。
・貸し付けに至る経緯を説明した項目が無くなっている。

和田政宗議員「朝日新聞が別の文書を取り違え?」朝日の指摘内容と一致する全く別の決裁文書が公開される

朝日新聞が確認したとされる文書の差異は、和田議員が示した「売買契約の決裁文書」とは別の「予定価格決定の決裁文書」と確かに一致している。
森ゆうこ議員が「3種類ある」と公言しているが、そのうちの2つがこの文書なのではないだろうか?

朝日新聞の誤報で確定なのか?

和田議員の指摘は説得力があるが、それでも腑に落ちない点は多々ある。

最も不可解な点は財務省の対応である。一年間も吊るし上げられ続けた財務省が、これらの文書の存在を知らなかったとは思えない。提出を求められた際に「捜査への影響」を理由に拒否し続けていたが、書き換えていないのなら原本やコピーを議員向けに開示しても、捜査に影響するという具体的な理由が見当たらない。

また、6日の野党ヒアリングの際に財務省担当者が「開示請求等の関係で、いろんなバージョンが存在してしまった可能性があると思いますが」と発言して、それをすぐに撤回している。言い間違いかも知れないが、国会議員に提出する書類を要約する過程で、改ざんととられても仕方がない変更を加えて提出したともとれる発言だ。

和田議員が指摘した可能性が正しいとすれば、財務省は早い段階で「朝日新聞の取り違え」と答えれば済んだはずだ。この複数書類の存在すら言及せず、それどころか「バージョン」という言葉を一度は発し撤回をしている。

やはり、財務省で文書の書き換えがあったのか?
それとも朝日新聞が文書を取り違え、財務省もそれに気が付かなかったのか?

どちらに転んだとしても、国民にとっては由々しき問題であることは間違いない。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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