自民・三原じゅん子議員「自民党はいつも、ご都合主義ですね」比例候補70歳定年制の形骸化に不満

政治・社会

自民・三原じゅん子議員「自民党はいつも、ご都合主義ですね」比例候補70歳定年制の形骸化に不満

自民党の三原じゅん子参院議員は1日、自民党参議院の比例区候補者定年制が形骸化していくことを懸念するツイートを投稿した。
「自民党はいつも、ご都合主義ですね。
決定事項がいつの間にか反故にされる。」

自民党では、比例区候補者選定にあたって「70歳定年制」(衆議院は73歳)を決めているが、特例事項が設けられているが、その基準は曖昧で総裁の判断次第となっている。

世代交代かベテランの能力か?

自民党の定年制は「総裁が国家的有為な人材と認めた」「支持団体が余人をもって代えがたいと決定し、総裁も認めた」という特例規定があり、総裁の裁量に任されている。この特例が参議院で適用されれば6年の任期を含め80代の議員も増えることになる。選挙区で戦えない高齢議員の当選回数ばかりが増え、世代交代を望む若手の障壁になることは間違いない。

一方で、定年制そのものに反対するベテラン議員も多く、党内では見直しを検討する議論もある。そもそも自民党の定年制厳格適用は、2003年に小泉純一郎首相(当時)が中曽根康弘元首相と宮澤喜一元首相へ引退勧告を突き付ける口実として利用した経緯がある。
そういった経緯を考えると見直すべきところがあると感じるが、特例によって形骸化させるのは好ましくない。このままでは三原じゅん子議員に「ご都合主義」と言われても仕方ない。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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