農環研さん、世間はそれを密輸と呼びます。


独立行政法人農業環境技術研究所プレスリリース概要
http://www.niaes.affrc.go.jp/techdoc/press/140627/press140627_bessi.html

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なんだか暈されていますが、これって密輸事案です。
栽培許可を受けていない圃場(ほじょう)で栽培したという植物防疫法違反が主たる事案のように説明されていますが、社会的に問題なのは許可を受けずに中国産玄米を持ち込んだという「密輸」です。

2)未検疫持ち込み事案 (植物防疫法第8条第1項違反)
上記中国産いねもみの輸入が平成21年の栽培に間に合わないことを懸念し、平成21年7月、受け入れ外国人研究者が、中国産玄米(許可を得て輸入したのと同じ4品種、それぞれ1グラム程度)を必要な植物検疫を受けずに国内に持ち込 み、同年7月から11月まで研究所内の人工気象室で栽培。当該研究職員は、その栽培を容認。

事案の概要の「許可を得て輸入したのと同じ4品種」という一文で曖昧になってはいますが、「必要な植物検疫を受けずに国内に持ち込み」という一文でわかるように、検疫を受けない国内持込みですので、一般的には「密輸」と言われる行為です。

一般的に密輸と言われる行為ですが、本件のように研究目的に持ち込む過程で検疫を受けなかったことが関税法に違反するかどうかは定かではありません。
同じく、その事実(犯罪の情)を知りながら報告せず(虚偽の報告含)取り扱っていた職員が関税法における関税贓物犯に値するかも不明です。
おそらく植物防疫所の指導を受けての処分ですから、関税法は適用されなかったものと思われます。

しかし、研究目的とはいえ密輸は密輸です。
私が専門に取り扱う「昆虫」でも密輸が横行しています。
この昆虫の輸入に関する法律も植物防疫法ですが、ほとんど機能していません。
植物防疫法は、とにかく国内での蔓延を防ぐことが目的で、職員には警察に類似するような行為は認められていません。
ですから、密輸によって持ち込まれたことが濃厚な場合でも、所持者に対して職員が「お願い」をして回収駆除を行います。
放棄することに同意さえすれば罰せられることもありませんので密輸犯は居直っている状況です。
先述のとおり、蔓延することを防ぐことが職務であり、意図せず持ち込んだ者が罰せられることを恐れて遺棄することを恐れているのです。
では、故意犯はどうなのでしょう?
故意犯は問答無用で罰するべきとも考えられますが、故意犯は関税法が適用されるので植物防疫法以前の問題となります。
この関税法は植物防疫法とは逆で、税関職員には強制力があります。
しかしその反面、捜査等警察に類似する行為を行うにあたっての証拠が必要になります。
一度水際をすり抜け国内で取引きされだした密輸品に関しては、その取扱者が「犯罪の情を知りながら取り扱った」という証拠が必要になるのです。
麻薬などは別に取り締る法があるので所持した時点で逮捕されますが、昆虫などは単純所持を禁止されていませんので現在もヤフオクでは密輸昆虫が堂々と盛んに取引されている状況です。

とはいえ、動物の密輸などでは関税贓物犯での逮捕も多数確認されていますので「密輸カッコいい」みたいなミーハー虫屋は気をつけておいたほうが良いでしょう。

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今後はnoteで記事を書きます

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