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クワガタにおける極太とはなにか?

      2015/03/22

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昆虫業界で論争がやまない「極太個体」
記事を書くにあたり、まず極太個体とは何か?を説明しなければ一般の方には解かりづらいので説明します。

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「極太個体」とは・・・
一般的には顎の太いオオクワガタの事をさす。外国産オオヒラタなどでは顎だけでなく胴体の幅などが広い個体を「極太」と称する事もある。
今回はその中でも代表的な国産オオクワガタに的を絞ってみます。
その起源については、国内採集個体を選別し特別な累代飼育により産み出されたとする説と、外国産種(台湾、中国など)との交配により人為的に産み出された「交雑種」とする説で意見が分かれている。
近年では後者の人為的な外国産オオクワガタとの交配であるという説が有力視されている。

問題視され、論争に発展する例としては、
①外国産種との交雑個体を「国産」と称して販売する事に違法性はないのか?
②野外逸出時、日本固有種とのさらなる交雑。(遺伝子汚染)
③国産と称されているので放虫に対する抵抗が比較的低く、初心者が飽きたら屋外に放す危険性。
その他、論点は多岐にわたりますが代表的な事例は上記3点でしょう。

ここからは筆者個人の見解を交えながらの解説になります。

①外国産種との交雑種を「国産」と称して販売する事に違法性はないのか?
やはり何らかの法には触れるのでしょうが証明が困難である。
ここで言う証明とは販売個体が交雑種である証明だけではなく、販売者が故意に偽装したか否かです。
大半の販売者が国産と信じて種親を仕入れているか、もしくは疑いを感じつつも、いざとなれば「国産」の表記は国内ブリードの意として偽装表記を否定できます。
買う側もいわゆる国産独自のフォルムからかけ離れている事を承知で購入しているため、後々の告発も難しいでしょう。
最近では産地表記をせず、ブランド名のみ表記する事が多く「国産か交雑か?」の論争を避ける傾向にあります。

②野外逸出時、日本固有種とのさらなる交雑。(遺伝子汚染)
非常に難しい問題です。
交雑種の繁殖力については賛否両論あります。誤解を招くかもしれませんが筆者個人がはっきりと言い切れることがあります。
逸出による遺伝子汚染と交雑問題は意図的に混同されターゲットにされている。

交雑種飼育に対する嫌悪感を論理的に批判できない一部の人間が、社会的に理解され易い「環境問題」を持ち出しているにすぎない。
逸出すれば交雑でなくとも外国産種も同様に危険であるはず。外国産クワガタ・カブトムシの輸入量と国内繁殖数を考えればその危険性は繁殖力の優劣以前の問題である。
逸出後の遺伝子汚染を前提に環境問題を論ずるならば、すべての外国産種販売者や飼育者を否定しなければならない。が、なぜか交雑種に固執した批判が多い。まさにこれこそ論点すりかえ。
外国産や地域外個体逸出後の影響も同様であり交雑種に特化して批判するのは無理がある。

③国産と称されているので放虫に対する抵抗が比較的低く、初心者が飽きたら屋外に放す危険性
これは大問題。
それでなくてもデパートやホームセンターでの販売は環境問題への配慮は皆無であり、全く知識のない購入者が大半を占めている。
特に危険なのが「風習としての放虫」である。飼育観察したあとに生き物を野に帰すことは日本人の美意識に定着している。虫に魂が宿るという考えもありいわゆる「飼い殺し」を嫌うのは仕方ない事でもある。
こういった風習に対しての批判は難しく、理解されぬまま逆にこちらが批判されるため躊躇いが生じる。
この問題については昆虫業界だけではどうにもならない。爬虫類等の販売に関する法律のように「同意」を取ったうえの販売など、法的整備がなければ販売者が購入者に何かを求めるのは非常に難しい。

以上に記した諸所の問題だけでなく議論は多岐に渡ります。
またこの記事に対する異論もあって当然ですが、あくまで個人的見解ですのでご了承ください。
私自身が「極太全否定論者」ではありませんし肯定的な部分もありますので今後の記事で明らかにしていきます。

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