奈良オオニュースと業界批判


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先日、荷物を整理した際に古い奈良オオニュースが出てきた。

あれだけの大判カラー紙面を発行するコストと発送コストは相当な金額であったと思う。当時、すでにインターネットが普及しカタログ販売が廃れていたことを考えるとリスク覚悟の『意地』みたいなものすら感じる。
といっても営利企業である以上はメリットもあったのだと思う。
インターネットはユーザーが欲したときにいつでも開いて検索できる便利さがある。その利便性を無視してでもカタログ発行に拘るメリットとは?

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私はこう思う。
PCのブラウザでは表現できない大きな紙面で一気に魅力的な虫を見せる。買う側からすれば一気に見る高揚感。
これは欲しいものを先に決めてピンポイントに検索するネット販売では実現しにくい。
欲しい虫を探すと同時に目的以外の虫が目に飛び込んでくる→外の虫も欲しくなる、この連鎖はネット販売でも重要視されるが大型紙面には適わない。
そして紙面では『即完売』の可能性をアピールする。リアルタイムに在庫残が確認できるネットショップとは違い、早く!今買わなければ・・・という気にさせる。
またユーザーが奈良オオニュースを一種のマガジンとして購読していたのも人気の要因だ。
記事に関してはネットで十分事足りるが、あの刺激的な記事が読みたくて楽しみにしていた人も多いはず。記事目的のユーザーにも虫のリストを見せる効果は高い。

ここからは余談であるが、記事の内容について当時、かなりのバッシングがあったと記憶している。
専門誌では絶対に読むことができない同業者批判は、明らかに特定個人をターゲットにしていた事や、やったりやられたりのどっちもどっち的な冷ややか批判もあったと思う。
外国産カブトの密輸に関して摘発されたことも批判を加速させたと思う。事件や記事に関して奈良オオを庇うわけではないが、業界全体の恥部を奈良オオに全部被せようとバッシング側に回った人間もいたのではないか?
違法に持ち込まれた外国産ハナムグリなどを飼育、販売している業者やブリーダーが『放虫反対』『輸入規制反対』と声高に主張できた暗黒の時代でもあったと思う。

そういえば、うちに奈良オオニュースが届かなくなって数年が経った。今でも発行されているのだろうか?

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