逸出は一流の証ではない!中国オオクワガタ相知町で発見


中国オオクワガタ 相知町で発見 在来種の危機か/佐賀のニュース :佐賀新聞の情報コミュニティサイト ひびの
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2030169.article.html

まず、このニュースの見出しについて。
「中国オオクワガタ 相知町で発見 在来種の危機か 」という見出しは野外定着を連想させ、よりセンセーショナルに伝えたいという意図が見える。
しかし記事内では「近くで長期間飼育されていた可能性が極めて高い」との分析を記述しており、見出しと内容に相違がある。かといって「屋内飼育個体の逸出」と見出しを付ければ注目すべき記事で無くなるかと言うとそれも違う。
事の本質は、記事の最後にもあるように『飼い主の管理やモラル』であるからだ。

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多くの専門家やブリーダーは放虫による生態系への影響を危惧し『放虫反対』を叫んでいる。もちろん私もその一人である。
しかしこの記事のような『飼育個体の逸出』と『故意の放虫』とを別問題とする傾向が強い。故意か不注意かは人間の気持ち、心の問題であり、実際の生態系への影響はどちらも同じである。
外来生物問題では、なにかと故意の放虫が注目されがちだが不注意や管理不足による逸出は相当数あるのではないかと私は推測する。
実際『生態系への影響』『産地への拘り』など立派な主張をしながら、平気で飼育個体の逸出を『脱走兵』などとしてブログや掲示板のネタにするブリーダーは後を絶たない。あくまで屋内での逸出としての話題であるが、『屋内と飼育ケース』という2重ロックの1つが破られた事は笑える話ではない。

先日もツイッターで『脱走した個体が紛れて会社まで』といった内容を目にした。相互フォローしているブリーダーであったこともあり、私は『笑えませんね』とコメントを付けた。反応はなし、ようするに無視されたわけだ。
その後、私は自身の意見として自身のタイムラインへ『どんなに大きく綺麗な個体をブリードできても逸出対策ができない人は素人以下』との内容で投稿したら、すぐさま本人と他一名に閲覧ブロックをかけられた。
結果を追い求める過程で過剰な個体数を飼育し結局管理できず逸出させる。それがまるで一流の証と勘違いしている人達だ。
逸出対策が施された飼育ケースを使用し、幼虫飼育も羽化時期のおおまかな予測さえできていれば逸出など起こりえない。飼育数が増えていく過程でそれが疎かになるならば、それだけの数を飼育する時間と技量が足りていないということを認識するべきである。
管理不足による逸出をネタにする人間が『産地への拘り』を語り、有名な採集家のラベルのない個体を「どこの馬の骨かも分からない個体」と批判しているのも呆れてしまう。

飼育個体の逸出についてはそれが即、屋外繁殖とはなりにくいのは事実です。しかし可能性は無視できない。
毎日のように多くのブリーダー等が逸出ネタを披露していることを考えれば故意の放虫を上回る個体数が屋外に逸出しているとも考えられるからだ。
これは原発事故による放射能漏れと同じで数値の把握もコントロールも難しい。政府や多くの学者が「この程度の放射能はただちに人体に影響するものではない」といっているが「この程度」という楽観的数値をコントロールできるのか?それが問題なのだ。
飼育個体の逸出も「この程度」や「自分ひとりくらい」という楽観できる状態でコントロールできないのではないか。だからこそ個々のモラルが問われるのではないでしょうか。

今後はnoteで記事を書きます

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