森ゆうこ議員が検察庁法改正案で沈黙する理由→民主党政権時「検察と民主党政権の全面戦争」を宣言、同僚逮捕と小沢の強制起訴に政治介入を試みた過去

政治・社会

 検察官の定年延長を可能にする検察庁法改正案を巡る与野党の攻防は、ツイッターハッシュタグ「#検察庁法改正案に反対します」の拡がりで意気揚がる野党が「#週明けの強行採決に反対します」の新しいハッシュタグでネットを煽ろうと躍起になっている。

 こういった反対運動で目立つのはいつものパフォーマンス議員ばかりで代わり映えがしない。だが、このいつものメンバーの中に"あの人"がいないのだ。その人の名は「森ゆうこ」である。
 この問題がクローズアップされて以降も、SNSの更新は農林水産委員会のことだけで検察庁法改正案に反対する意思表明や意見は見られない。反対パフォーマンスの特攻隊長のような森氏がどうして静かなのだろうか。

 未だに森氏は自身の考えを表明していないが、おそらく10年前の民主党政権時代に陸山会事件での検察の対応を批判し「検察と民主党政権の全面戦争」をぶち上げた過去があるからだろう。

検察への政治介入を試みた民主党政権

 陸山会事件では検察の強硬な捜査と長時間に及ぶ事情聴取などが度々問題視された。しかし、メディア全体は小沢一郎の逮捕と失脚を望んでいるかのような偏向報道を繰り返していた。
 森氏は、民主党の同僚であった石川知祐衆院議員(当時)が同事件で逮捕された際には「これは検察をトップとする官僚機構と、国民の代表である民主党政権との全面的な戦争」とマスコミに宣言をした。

 当時の検察の暴走を考えると森氏の主張も一理ある。その後、小沢一郎が検察審査会の決定により強制起訴された際には検察審査会の在り方についても批判を繰り返していた。
 この事件を巡っては民主党内で「司法のあり方を検証・提言する議員連盟」が発足し、今も現職の議員では山尾志桜里議員が参加している。また「石川知裕代議士の逮捕を考える会」には大串博志、逢坂誠二、小川淳也、階猛、柚木道義らが参加していた。これらの議員はいずれも安倍政権による検察庁法改正案には反対し「検察への政治介入」だと批判している。

 森氏はいずれの議員連盟にも参加していなかったが、小沢シンパの筆頭のような存在で、検察を批判する著書も出している。当時、森氏やそのほかの議員の動きに対しては「与党の検察への介入」と批判が多く、同時期に発生した尖閣諸島中国漁船衝突事件で那覇地検が勾留期限前に中国人船長を釈放した際にも政権の関与があったと言われている。

 当時の与党民主党の動きや検察批判がすべて間違っていたとは思わないが、自分たちに不利な検察の動きには強行に介入しようとしておいて、今度は「安倍政権による検察介入を許さない」と叫ぶのは節操がないダブルスタンダードだ。

 石川氏の逮捕に反対した森ゆうこ議員やその他の面々は、検察権力が意図的に民主党政権を潰しに来た苦い経験を思い出してみてはどうか。こういった経緯から森ゆうこ議員は今回だけはおとなしくしているようだが、その他の面々は堂々と委員会で検察庁法改正案に反対するパフォーマンス質疑を繰り返している。ある意味では森氏が普通で、その他の議員が恥知らずのような気もする。

関連:【動画】蓮舫が国会質疑中に無駄話でゲラゲラ笑い続ける醜態 森ゆうこは新型コロナのお悔みに親指立て「グッド!」
関連:無責任野党の嘘がまたバレる!野党「森大臣呼べ!審議拒否だ!」→足立康史議員「副大臣や政務官に通告せず、呼ばなかったのは野党なのに」

皆様の支援が必要です KSL-Live!からのお願い

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

OFUSEで支援する

このサイトをフォローしよう