逸ノ城の変化が批判されるのは、八百長相撲の名残ではないのか


両国国技館
大相撲初場所4日目、関脇逸ノ城が立ち合いで右に変化し、大関琴奨菊をはたきこみ白星。これに対して場内は大ブーイング。北の湖理事長までが苦言を呈する事態に。

だけど“変化”のなにがいけないんでしょうか?
変化に対応できない「大関」に問題があるように思うのは私だけでしょうか。
ルールにない“決め事”は、見方によって“八百長”と捉えることもできないだろうか。

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緊張感のない立ち合いは変化がないから

逸ノ城は新入幕の9月場所でも変化する相撲で批判を浴びている。
中継を見ていましたが、あっけなくて物足りない相撲だったことは否定しません。
しかし、その「物足りなさ」は逸ノ城の変化ではなく、それに対応できず負けてしまう琴奨菊に感じる物足りなさだった。
大関ともあろう力士が、格下の関脇に変化されて簡単に負けてしまうようでは見ていて面白くありません。
そもそもルール上「変化」は禁止されておらず、小兵力士などにとっては無くてはならない戦法の一つ。小兵力士に限らず、逸ノ城のような巨漢かつ将来有望な力士も仕掛けてくるかもしれないという緊張感は、すべての力士が持つべきではないだろうか。

変化しないことで八百長を隠してきた

正面からぶつかりゃそれで良いのでしょうか?
それでは単なる「肥満対決」のようで、相撲は多様性を失っていきます。
近年は八百長問題が発覚し人気が低迷、常に疑いの目に晒される相撲界だからこそ、このような暗黙のルールを排除しなければならないのではないか。
このような暗黙のルールからは、八百長問題で話題になったあのメールを彷彿とさせる。

“立ち合いは強く当たって流れでお願いします”

立ち合いの激しいぶつかり合いによって八百長には見えず、近年まで発覚しなかったということは間違いない。

押すか引くかのかけ引きがあってこそ相撲は面白い。
それは立ち合いでも同じで、変化する側にも読まれたり瞬時に悟られるリスクはある。変化を読まれれば上体は完全に無防備、タイミングを外されれば一気に押され土俵の外へ。
変化することに無批判だと、相撲が「変化一辺倒」になるとも思えない。日々、厳しい稽古と研究を重ねる力士は間違いなく「変化」への対応をします。

伝統と格式は巨漢力士のためにあるのか

八百長事件の際にも指摘されましたが、運営のプロより相撲の実績が協会人事に強く影響する相撲協会。伝統と格式を錦の御旗に、巨漢力士や横綱クラスに有利な“暗黙のルール”が幅を利かしているように見える。
八百長事件のような、明らかな“申し合わせ”だけではなく、相撲界がそれを“八百長”やそれに類似する行為とは思っていない“悪しき慣習”がまだそこにあるのではないか。

今後はnoteで記事を書きます

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