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外国産ハナムグリにまつわるデマ

      2015/05/02


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外国産ハナムグリ解禁と言うデマは止まらないようだ。
ブンブンフォーラムというサイトが立ち上がっているが、内容は酷いもんだ。
まず、私の記事内容とツイッターでのやり取りをモチーフとした「偽者」が登場している。
そのうえ、横浜植物防疫所に関する記述は捏造である。

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まずは私の「偽者」について。
無論、私は書き込みなどした覚えはない。
私の書いた記事と照らし合わせてもらえば、私が独自に調査・取材して入手した情報が盗用されている事が解る。
「外国産ハナムグリが外来生物法を動かす?」
http://ksl-live.com/blog332

KSLでは原則記事の引用は歓迎しているし、読んで得た知識はその人のものだと思う。
しかし「盗用」は別だ。
あたかも自らが取材し情報を得たように語るのは引用とは言い難い、盗用だ。
記事内容だけでなく私がtwitterでやりとりした内容(見解)まで一致している。
盗用した人物の意図を推測すると悪意は感じられないが、やり方が卑怯と言わざるを得ない。
盗用し私の見解を書き込んでいる人物はおそらく、私の記事と見解をフォーラムに投げかけ議論を呼ぼうとしているのだろう。
それならば正式に私の記事を引用してもらって構わないし、私が示した見解も「KSL-Live!の見解」と明示して投稿すればいい。
私のクローンのようなキャラを設定し語ることに、正当性や公益性があると思っているのだろうか?
この件に関しては暫く様子を見るが改善が見られない場合はそれなりの手段で抗議するつもりです。

このフォーラムには問題がもう一点ある、「捏造」だ。これは許し難い。
フォーラム内の書き込みで、横浜植物防疫所が輸入可否の判定を申請無しで行っていると書かれているが、これは完全に捏造、もしくはデマを掴まされている。
そもそも該当する業務が存在しない。申請無しに判定をする所ではない。
植物防疫所はその名のとおり、植物防疫を目的とする機関である。
「防疫」であって「貿易」ではない。昆虫輸入業者を保護する立場ではないし、昆虫輸入は農業でもない。
この件に関しては植物防疫所へ確認済みである。

さらに許し難いデマは「輸入許可の事前情報」だ。
これも植物防疫所に確認したが、前述のデマと同じ答え。
申請は輸入しようとする者がその都度行うものである為、事前情報自体が存在しない。
仮に事前情報として流れている種が「規制無し」の判定となっても、それはその時に申請されたもので事前情報との因果関係はないと言うことだ。

このようなデマを流す意図は単純だ。
違法に国内に持ち込み飼育していた者達にとって市場の縮小と近親交配による弊害とマンネリは、取引機会の減少を招き、金銭問題と飼育の問題が相まって死活問題になっていたからだ。
一部の種が輸入可能になった事で新規参入者の飼育種は輸入可能種に偏り、未だに輸入できない種の市場はさらに厳しくなる。
以前から飼育していた者も、これを機会に輸入可能種だけに絞り、輸入未許可種の繁殖を放棄する動きもあるので偏りは加速するものと思われる。
ハナムグリを個人売買するものにとっては、一昔前のような密輸種も混在する市場が望ましいのだろうが、最早それを受け入れる社会ではない。

ショップ経営者などの事業者も、正式に許可された種だけの市場になれば商売もやりやすい。
危険な橋を渡り密輸種を扱う業者に大きな顔をされる事も無いし、事情を知らないユーザーから卑下される事も無い。
輸入が可能となった事で一部の業者はセンセーショナルな宣伝文句で外国産ハナムグリ野外品を売り出したが、お世辞にもヒットしてるとは思えない。
こんなことなら「密輸=レア」に弱いマニアが大枚をはたいてくれた頃に戻りたいと思う人もいるでしょう。

輸入許可で儲かると思って仕入れたらコケた人。
輸入許可で価値が半減した密輸業者。
輸入許可で未許可種がクローズアップされ焦るブリーダー。
どれをとっても迷走中。

解禁祭りも盛り上がることなく、今は・・・「祭りのあと」

哀愁のハナムグリ業界と言ったところか。

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