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トキは絶滅している

      2015/05/02

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「トキ」Nipponia nippon (Temminck, 1835)は絶滅している。
マスコミはさも、残り少ない日本のトキがギリギリ生き残っているような演出をするが、事実は違う。
絶滅しているのだ。

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日本のトキは100年近くも前には個体数が激減し1926年(大正15年)ごろには絶滅したと思われていた。
しかし数年後の1930年(昭和5年)ころ、佐渡などで目撃されるようになり絶滅していなかったことが判明する。
しかしその後も個体数の減少に歯止めはかからず、1952年(昭和27年)に特別天然記念物に指定され保護されるようになるが手遅れであった。
そして1981年(昭和56年)には佐渡島に残された最後のトキと思われる5頭が全頭捕獲された。
これをもって野生のトキは絶滅した。
この時点で「絶滅」を認め人間の愚かさを猛省すべきであったと私は思う。
中途半端に期待ばかりさせ、さもトキに未来があると思わせるような報道を繰り返したマスコミにも問題があったと言わざるを得ない。
全頭捕獲したトキも繁殖に失敗し事実上日本では絶滅したにも関わらず、中国から個体を譲ってもらうなど最早自然環境とはかけ離れた事となっている。
そこに注入された数十億円は本当に必要だったのだろうか?

最近、マスコミが騒いでいる野生のヒナが36年ぶりに孵化したというニュース。
これは報じられている内容をよく読めば解るが、中国の個体を人工繁殖し放鳥したものである。
「トキ」Nipponia nippon (Temminck, 1835)は一種のみで亜種は存在しない。よって中国産のトキは中国亜種ではなく日本産と同種となる。
クワガタで例えれば日本産オオクワガタDorcus hopei binodulosusと中国産オオクワガタの一種Dorcus hopei hopeiは別亜種であるが中国にもD. h. binodulosusは棲息している。
日本のオオクワガタと中国産D. h. binodulosusは同種であり、これを個体数確保の為に移入しているようなものである。
これに関する違和感は人間のエゴの部分が大きいが、人為的に遠隔地から移入しても環境悪化で減少した同種である以上定着は望めない。

話をトキに戻す。
前述のとおり、日本のトキは絶滅している。
そして日本は島国である。
島国である日本での絶滅は、人間が決めた地域ではなく生態系として一定の隔離された特定地域での絶滅を意味する。
中国と佐渡島の個体に遺伝的交流が自然にあったとはいえ事実上、一つの島としての日本で絶滅しているのであって、これは紛れも無い日本産絶滅である。

一度絶滅した種、日本には存在しないとされた種を海外から譲り受け、それを放鳥し定着をさせる。
これは要するに「外来種」「移入種」である。
ましてや譲り受けた先の中国でも個体数は減っており国家として保護をしている種。日本に譲っている場合ではないのだ。
これはパンダ外交同様で「トキ外交」である。
中国が動物を保護する目的はこんな不純な動機であろうことは過去の事例を見れば明白である。
日本の政治家、それも要職に頭を下げさせる、そしてそれを無条件に喜ぶ日本人。

すべてが茶番なのだ。
トキは絶滅した。
それを認めることから我々日本人の反省が始まるのではないだろうか。

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