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昆虫密輸や規制昆虫飼育をカッケーと思ってる人達

      2016/05/27

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パトカーグリル
昆虫飼育・販売で摘発される事案が相次いでいる。
5月にはゴライアスオオツノハナムグリを密輸した男が書類送検。
【昆虫密輸】ゴライアスオオツノハナムグリを密輸した男を書類送検
今月はテナガコガネを無許可で飼育・販売した男2名が逮捕。
テナガコガネ飼育で初の逮捕者、他の飼育者も晒しておく。

摘発が相次ぐ中、またもやテナガコガネをヤフオクに出品するものもいる。おそらくこれも逮捕されるでしょう。
一部の無法者のために、昆虫飼育という趣味の評価が下がっていく。
それにもかかわらず、未だに「植物防疫法は輸入規制だから飼育販売はOK」などというデタラメな法解釈で規制種を国内で広めようという動きがある。

記事の続きは下部へ

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規制種を飼う残念な人たち

外来生物法で規制される種は所持が発覚しただけで逮捕されます。
クワガタやカブトムシは同法で規制を受けません。クワガタムシ全種が『要注意外来生物』のリストに載っていますが、特に規制はありません。
しかし安心はできません。要注意外来生物で代表的なのが“アメリカザリガニ”“ミドリガメ”です。クワガタムシはこれらの種と同等に危険視されているのです。
厳しい規制を受ける『特定外来生物』に指定されている昆虫は“テナガコガネ全種”ツマアカスズメバチ、”セイヨウオオマルハナバチ”、”アリ科4種”のみ。テナガコガネは冒頭での逮捕事例もあるように、規制後も密輸され国内での飼育者は多数おり、昆虫即売会などでも販売されている。何度も通報があったはずなんだが、今回が初の逮捕らしい。環境省が管轄する外来生物法は罰則が厳しいにも関わらず飼育する者がいるというのが現実だ。
一方、農林水産省が管轄する植物防疫法はもっと酷い状態で、ほぼ無視されてしまっている。
ギデオンヒメカブト・ケブカヒメカブト・アブデルスツノカブトなど、植物防疫法で輸入を許可されていない昆虫は国内では飼育も販売もできない。
なぜなら、国内防除のために輸入規制がされているのであって、これは即ち国内で存在してはいけない種という事になる。アブデルスツノカブトなどは各ブリーダーの自宅へ防疫所職員が回収にまわった時期もある。
ではなぜ、国内で堂々と飼育や販売がされ「飼育も販売もOK」などというデマを流布しても逮捕されるものがいないのか?
理由はただひとつ。植物防疫所職員には警察に類似した行為が認められておらず、同法で規制される昆虫の取扱いには罰則規定が設けられていないからだ。
この罰則規定が設けられていないということを「規制なし」と誤解するものが多数いるのが同法の問題点でもある。
正しくは「規制されるが罰則はない」ということ。
これは、飼育しても問題がないから罰則がないということではない。反対に、罰則を恐れて遺棄されると歯止めがきかなくなるまで蔓延する危険性があるからだ。海外からの手紙などに種子や微小昆虫が入っている場合や、靴や衣類に付着している場合も多く、そういった人物が罰則を恐れて遺棄してしまうことは絶対に避けなければならない。なぜなら植物や昆虫はそこから“増えて分布を拡げる”からです。これを避けるために「処罰しないので提出に協力してほしい」というのが同法に罰則がない最大の理由なのです。
植物防疫所に問い合わせなどがあった場合は、間違っても「処罰」という印象を与えないような対応が徹底されています。その姿勢を逆手にとって「飼育しても問題ない」と曲解するのは人として間違っている。

国内防除の対象である以上は、飼えないどころか駆除対象である。
法律は罰則の有無や軽重に関わらず、すべてにおいて守るのが国民の責務であり、例外など認められない。

むし社「ビークワ」は次号で訂正文を掲載する

植物防疫法の解釈は容易ではなく、周知も甘いので専門家や研究者でも間違うことがある。最近の事例として、最新号のビークワでハナムグリ飼育に関する記事で誤りが見つかった。
ハナムグリ飼育に関する記事の中で「ゴライアスだけ禁止」という記載がありますがこれは誤りです。
ハナムグリはゴライアス以外でも20種近く「規制有」となっており、そのほかデータベース未記載の種も輸入はできませんので、まだまだ多くの種が輸入できないというのが事実です。
また、「規制前」という記述も誤りである。
植物防疫法は昭和25年に施行されているので、規制前ということは60年以上も前であり、その時代に生きた状態で輸入さ、れ累代繁殖が継続されているというのは考えにくい。というより技術的にも可能性はゼロ。日本は長らく生きた昆虫の輸入を認めておらず、植物防疫法施行後も生きた昆虫は長らく輸入されておらず、輸入されるようになったのは近年です。
また、植物防疫所データベースの登録日を「規制日」だと勘違いしているひともいるようだが、あの日付はレギュレーションなどの変更があった日であって規制された日ではない。そもそも植物防疫法での輸入可否はもとから全種規制されており、そこから「非有害」と判定された種を持ち込み許可しているのであって、規制前の輸入などありえません。
繰り返しになるが「規制前の輸入」は全部嘘、密輸です。

これらの誤りに関しては編集長が直接確認し誤りを認めていますので、範囲は不明であるが次号で訂正文を掲載するとのこと。

まとめ

昆虫業界は「密輸カッケー」みたいな中二病を患っている人が多い。その大半が重傷患者で手遅れの状態です。
罰せられない、見つからないなら法を犯す。そんなことでは「クワガタとかカブトムシ飼ってる奴は全員バカ」みたいな世間の評価は変わらないでしょう。
むしろ悪化してます。
知ったかぶりは恥ずかしいことだと気付きましょう。
もう何年もこのことを言い続けてますが、ヤフーブロガーの「植物防疫法は無視しよう」という最近の動きは見るに堪えない醜態としか言いようがない。
中にはプレゼント企画まで開催してギデオンヒメカブトを配ったり、ある通販店では、規制のないフローレンシスヒメカブトと表記して規制種ギデオンヒメカブトの幼虫を送りつけるというテロみたいなことをしています。
どうしても昆虫業界を貶めたいのでしょうか?
そうでないなら勉強してください。
長いけど読んでね。
外国産ハナムグリが外来生物法を動かす?
外来生物法とザリガニとクワガタと・・・
外国産ハナムグリにまつわるデマ
昆虫密輸はなぜ逮捕されないのか?
密輸昆虫を買うと逮捕される
虫ナビによる自作自演とデマ、捏造コラ画像まで・・・
昆虫交尾図鑑著作権問題の「虫ナビ」が新たに証拠を捏造

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