「在特会」と「しばき隊」どっちもキライ!という見解

KSLブログ

私は「在特会」も「しばき隊」もキライです。
在特会は、在日韓国・朝鮮人に対する過剰な憎悪「ヘイトスピーチ」を恥ずかしげもなく叫ぶ。日本人として恥ずかしい。
しばき隊は現在C.R.A.C.として活動し、その活動の趣旨は「反レイシスト」とされ、「しばき隊」は正式には「レイシストしばき隊」である。
活動の趣旨としては「しばき隊」は間違っていないし、レイシストを放置してはいけないという考えは真っ当だ。
でも、私は「在特会」も「しばき隊」もキライなんです。

党派根性は人権を無視する

『党派根性』といえば、高島章弁護士のツイートが思い浮かぶ。


この言葉の意味は捉え方が人によって違い、「党派根性」と批判されると、己が支持する政党や支持団体の思想を批判されたという捉え方をする者もいる。
捉え方は人それぞれとは言え、大方の言葉の意味はそれとは違う。
私が使う「党派根性」とは、主義主張が相反する集団と、己の支持または所属する集団の争いにおいて公平な判断基準を失い、同じ行動でも敵がやることは「悪」、見方がやることは「正義」という自己欺瞞に陥る状態です。

例えば在特会が行う排外デモや、それを支持する人間のネットでの主張などは、見るに堪えないような暴言で、差別以外の何ものでもない。
一方、それに憤りを感じる集団や個人も同様に相手を言葉汚く罵倒する。中には「レイシストは人権を無視しているのでレイシストにも人権が無い」という本末転倒なことを言い出す者もいる。
・しばき隊を絶賛する民主党の有田芳生議員の弟である有田和生氏の発言


・先日、世間を賑わせた新潟日報の「壇宿六(闇のキャンディーズ)」の発言
https://twitter.com/sadmaz6/status/350984343449120771
在特会の人権無視は「悪」で、しばき隊の人権無視は「正義」という主張。
これは一休さんレベルの屁理屈です。
党派根性がそうさせるのでしょう。

人権はすべての人間が生まれながらにして持つ

人権はすべての人間が生まれながらにして持ち、憲法はそれを保証する。また、それは個々人が互いの人権を尊重しあうことで保たれている。
また、人権とは「人間」の権利であり、性質上は外国人にも保障されると考えるのが一般的で妥当と思われる。
その人権を無視して、外国人や外国にルーツを持つ人々に対しヘイトスピーチを繰り返す過激なネトウヨ。そんな彼ら彼女らは非難されて当然だし、言動や行動によっては法的にも社会的にもペナルティーを受けることも考えられる。
「人権」を無視する非道に対して非難の声を上げることは、人として正しい選択だと私は思う。しかし、その非難の言葉や手法が彼ら彼女らの「人権」を無視するものであってはならない。
先日の騒動で一躍時の人となった「壇宿六(闇のキャンディーズ)」も、活動や言論の趣旨は間違っていなかったが、その「正義」のためなら何を言ってもよい、何をやっても良いという『党派根性』が彼を破滅させた。
参考:新潟日報上越支社報道部長は「しばき隊」の構成員、ってタブーなの?

彼らの主張はいつも党派根性によって凝り固まっている。
自分たちの手法に同意しないものや反対するものを、「差別主義者」とレッテルを貼り、在特会に代表されるような過激なネトウヨであると決めつけ、徹底的に攻撃をする。そのためにはなんでも許されると思っている。
この論法は「きっこ」も得意とし、よく使う。自分の主張を認めない人間を在特会側の人間だと非難する。
以前にも、アメリカ人を「猿以下」と差別し、その発言を非難する人間に対し「在特会には何も言わない」と勝手な決めつけを披露。
だから私はきっこに、「在特会もあなたも嫌いです。」とツイッターで伝えると、即時ブロックされた。
参考:【祝】「きっこ」にブロックされました!一流ツイッタラーへの道
まあ、きっこに関しては左右どちらからも嫌われているので仕方ないが。

要するに、人権とは特定の政治的思想で奪われるものではありません。
犯した罪によっては制限されることもあるが「人権」は奪われない。
こういった基本的な人権を無視し「あいつは差別主義者だから人権はない」などと言ってのけ、暴虐の限りを尽くす。

だから私は「しばき隊」がキライだ。
無論、差別を差別とも思わない「在特会」やネトウヨはもっとキライだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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