女子高生が赤いクワガタ?を捕獲!正体はあの幻の昆虫だった!


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カプセルQミュージアム 日本の動物コレクション IV 四国/最後の清流の郷 【32.ヒラズゲンセイ】(単品)
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九州某所の女子高生が、学校で「赤いクワガタ」を発見!
格闘の末「赤いクワガタ」を捕えた女子高生が教師に確認したところ、それはクワガタではなく「幻の昆虫ヒラズゲンセイ」と判明した。
https://twitter.com/salovemr/status/745544079224635392
この投稿をした女子高生は幻の昆虫を発見したことよりも、ツイートが一万リツイートに達する勢いとなったことに大変驚いているようだ。

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ヒラズゲンセイは謎が多い幻の昆虫

ヒラズゲンセイとは、昆虫マニアでもなかなか採集することができない「幻の昆虫」と言われている。
この種が日本で発見された当初(1935年)は、高知県のみで確認され、その後は和歌山県でも発見されるが、ごく限られた場所でしか採集できなかった。
近年になって関西などでも確認され、分布域は日本各地へ拡がっている。
生態に関しては未だに謎の部分が多く諸説あるが、研究者による報告を見ると非常に奇妙な生態が見えてくる。

ヒラズゲンセイは主にクマパチの巣の周辺で発見されることからクマパチに寄生している昆虫であることはわかっていたが, その詳細な生活史についてはまだまだ未解明な所も多い。しかし, 高知県の吉松靖峯氏らの研究によりかなり解明されてきた。その概要は次のようである。5~8月に羽化してきたヒラズゲンセイはすぐに交尾し,交尾したメスはクマバチの巣の入口 から巣に入りこみ, 巣抗の奥で産卵する。卵期間は2週間ほどであると考えられる。孵化した一齢幼虫はクマパチ成虫につかまってクマパチが吸蜜に訪れる花に着陸し,この花に訪れる別クマパチに乗り換える。乗り換えたクマパチが運良子育て中のハチであった場合,クマパチの造る花粉団子やクマバチの幼虫を食べて育つ。
出典:鹿児島県立博物館に寄せられたヒラズゲンセイ情報(廣森敏昭 著)

幼虫時代にクマバチにつかまって移動し花に着陸、そこから別のクマバチに乗り換えして移動するという冒険野郎。
昔は木造校舎にクマバチが巣を作っていたので、それに付随してヒラズゲンセイが学校内で発見される事例も多かったようだが、近年は木造校舎も減り、鉄筋コンクリートに変わったため目撃情報も減っているようだ。

それでも新聞などで毎年のように発見事例が掲載されているが、それはこの種が「新聞に載るほど珍しい」ということでもある。

虫屋が発見してもニュースにはならない

幻の昆虫と言っても、ネッシーやツチノコのような存在ではない。
昆虫採集を趣味とする方々からは度々採集事例が報告されるが、初めて確認された採集地域でもない限りビッグニュースにはならない。「虫屋」と呼ばれる昆虫愛好家はいつも虫を探しているし、虫がいそうな場所も知っているからだ。素人が偶然見つけるのとは機会の数からして確率も全然違う。

とは言え、希少な昆虫で専門家でも簡単には採集できないので、子供などが発見した場合は地元の新聞社が取材にくることもある。
そもそも、このような小さな昆虫は素人には見過ごされがちで、それを「珍しいのでは?」という直感で素人が採集するのは奇跡的と言ってもいいだろう。
また、虫屋が狙わないような地域や、学生と教師しか立ち入れない校内での発見事例は学術的にも貴重な事例として注目度が高い。

今回、偶然にもヒラズゲンセイを発見し、女の子が苦戦しながらも捕獲、それを教師に確認してもらいに行くという奇跡的な流れに多くの虫好きが驚き、このような多くの反響があったのです。
普通なら気持ち悪い虫として駆除されるかスルー、まず捕まえようとしないし、教師にも見せない。それが写真付きでツイッターで拝めるなど、虫屋にしてみれば最高のサプライズ。
写真も綺麗に撮れており個体の美しい発色と状態の良さがうかがえる。

マ・クベ様ならこうおっしゃるだろう。
「あの虫をキシリア様に届けてくれよ。
         あれは、いいものだ」

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