NHK貧困JK捏造疑惑、共産党の影響下にあったのか?

マスコミ・報道

NHKが特集した「子どもの貧困」に出演した女子高生のツイッターアカウントが特定され、散財を繰り返す様子などが掘り起こされた問題。
確かに、NHKの動画を確認してみると貧困とは程遠い「お宝」に囲まれた部屋、不自然な貧困証言が見受けられる。
※NHKは本件に関するyoutube動画を削除済

窓も開けていないと思われる室内で「エアコンがないので保冷剤を首に巻いている」という証言
※NHKが本件に関する動画を削除
PC本体が買えず「キーボードだけでも」と言って買ってくれたという1000円のキーボードは有線ではなくBluetoothで推定4000~5000円
貧困女子高生キーボードだけでも

これに対し、ネットでは「NHKの捏造」として大炎上している。
この炎上劇に対し、脳科学者の茂木健一郎先生は「一ミリも理解できない」と、ネットの声に反論している。
言ってることは正しいかも知れないが、言葉のトリックを使った擁護は逆に政治的な意図を感じてしまうので程々にしておいたほうがよろしいかと思います。
また、この「子どもの貧困対策センター」が共産党の関連であるかのようなネットの声をnetgeekが掲載しているが、ちょっと調べれば与党系と関係が深いことが判明したので後述する。

取材対象の嘘は捏造ではないという論法

茂木先生のブログ記事がコチラ

まとめサイトやnetgeek(クソデマサイト)の「捏造」や「ヤラセ」という決めつけには無理があるという内容で、指摘そのものに恣意的なものを感じるというのは私も同感だ。
記者や取材班が女子高生に指示して貧困状態を演出したり、女子高生が嘘を言っていることに騙されただけでは「捏造」とは言えないという主張も正しいだろう。

しかし、NHKが特集で訴えているような「貧困」とはかけ離れた散財を女子高生が行っていたことは事実として確認され、取材班は自室に立ち入って取材をしていながら、そこに溢れるアニメグッズなど不自然な映像を垂れ流したことは大問題だ。
確かにnetgeekなどの「捏造」と決めつけ、真偽不明の証言を掲載していることに意義を唱えるのは正しいが、一方でNHKがそれらの疑惑に気付かなかったということはあり得ない。

生活困窮のレベルにもよるが、低所得層が趣味に散財する傾向も、私が見てきた人間のなかでも珍しくはない。それをもって「生活困窮」「貧困」「低所得」を分類するのも難しい。
だが、今回の事案のように、DVDBOXを買ったり劇場に頻繁に足を運ぶといった「手持ちの現金」と、パソコン本体が買えずキーボードだけで練習したという証言は矛盾しており、嘘や捏造を疑われて当然だ。
取材対象の嘘が見抜けなかったのは捏造とは言わないが、意図的に目を逸らし追求しなかったのなら捏造と言ってよいだろう。

左派政党の影響下にあったのか?

茂木先生がこの女子高生とNHKを擁護する背景には、野党に肩入れする政治傾向と関係があるのだろう。
貧困などは日本共産党が大好きなキーワード。
こういったテーマに関しては「捏造」や「嘘」も正義とするデモ大好き人間の感覚で茂木先生は擁護しているものと思われる。
では、この「こどもの貧困対策センター」が日本共産党の影響下にあったかという言うと、そうでもないようだ。
少し調べてみると、この貧困に関する団体は与党政治家との繋がりが見えてくる。左派政党の思想に特化したような団体ではなく、田村憲久(自民党)古屋範子(公明党)長島昭久(民進)らが呼びかけ人となって設立された「子どもの貧困対策推進議員連盟」との関係が深いようだ。
この議員連盟は、ウィキペディアが所属議員を共産党議員のみ掲載しているために誤解されているが、超党派の議員連盟である。
「こどもの貧困対策センター」のパーティー出席者も超党派。
自民党
薗浦健太郎衆議院議員(子どもの貧困対策推進議員連盟事務局長)
公明党
古屋範子衆議院議員(党副代表)
民進党
山井和則衆議院議員(党国会対策委員長代理)
日本共産党
田村智子参議院議員(党副委員長)
内閣府「子供の貧困対策推進室」
相川哲也参事官
※役職等は2016年6月当時

ただし、この問題の女子高生が、どういった経緯で団体に関係したのか?誰の影響でこのような不自然な貧困証言をしたのかは不明である。
ただ、一つ断言できるのは茂木先生が共産党の主張に合致するなら、嘘でも捏造でも擁護するということだ。

皆様の支援が必要です KSL-Live!からのお願い

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

OFUSEで支援する

このサイトをフォローしよう