安倍マリオ批判で無知と勘違いを晒す人たちへ

政治・社会

リオデジャネイロオリンピック閉会式で、安倍首相がマリオに扮して土管から登場したことが左派の批判の的になっている。
政治利用だの開催地の首長だけで良いだのと、左側の連中は坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという体質なので、安倍首相が何をしても批判するのは予想通り。
しかし、この人たちは勘違いと無知を晒して恥ずかしくないのだろうか?
安倍首相が閉会式に出席することは8月3日に発表されていて、サプライズでも何でもない。それを知らなかった連中が勝手に驚いて批判しているに過ぎない。
そして、開催地首長でない政治リーダーの出席を批判する声もあるが、ブラジル側は大統領代行が開会式に続いて出席する予定があり、次期開催地の日本の首相が赴くことは当然の礼儀であったと言える。

発表されていた両国トップの出席

安倍マリオをバッシングしている人達は、安倍首相がサプライズで登場したことがオリンピックを政治利用しているという主張のようだ。
しかし、安倍首相のオリンピック閉会式出席は参院選直後からマスコミが報じて入り、8月3日の第3次安倍再改造内閣発足の会見において、首相自らの口から発表されているので「予定通り」である。
開会式へは各国首脳が出席することが通例であるが、広島平和記念式典へ出席するためにリオ行きを見送っていることも重要なポイントだ。

騒ぐならこの時点で騒げばよいのに、安倍マリオが国内外で好評であったことがよほど悔しかったようだ。安倍首相が内密にリオデジャネイロに渡航したとでも思っているのか、日本にいるはずの安倍首相が土管を通じてブラジルにやってくるという演出を真に受けているのだろうか?
マリオとドラえもんが本当に安倍首相を助けていると思っているなら、それはそれで微笑ましい。

一方で、ブラジル側の大統領が出席していないのに日本だけ首相が出席しているから政治利用だという声もある。しかし、これも勘違い。
まず、ブラジルのジルマ・ルセフ大統領は弾劾手続き中で職務停止中。
その大統領の代わりに出席する予定であったルセフ大統領代行も不人気で、開会式では大ブーイングを浴びたことを受けて急遽欠席したというのが事実だ。
ブーイング程度で?と思うかもしれないが、今大会でのブーイングは数々の問題を引き起こし物議を醸している。

要するに、安倍首相のブラジル行きはずいぶん前に発表されていて、サプライズではないということ。そして、次期開催地の首相と言えども広島平和式典は欠席できないという思いで、開会式への参加を見送ったこと。
閉会式への出席も首脳は出席しないのが通例であったが、ブラジル大統領代行が当初は出席する予定で、そこへ開会式を欠席した時期開催国の首相がマリオに扮して登場するという粋な計らいであったのだ。
予定外にブラジル大統領代行が閉会式から逃亡したため、安倍首相が政治的意図で登場したかのような批判を浴びる結果となった。
こういった事実を無視して、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの精神で批判するのは恥ずかしいことですよ。と、思った次第です。

皆様の支援が必要です KSL-Live!からのお願い

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

OFUSEで支援する

このサイトをフォローしよう