ショップジャパンの「傷まないフライパン」が景品表示法違反

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https://youtu.be/uPywEiVr0As

消費者庁は1日、通販番組「ショップジャパン」を放送するオークローンマーケティング(名古屋市)に対し、50万回こすっても傷まないフライパンとして販売していた「セラフィット」が、実際には5000回程度で傷が付き、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして再発防止などを求める措置命令を出した。

『セラフィット』は「ダイヤモンドの次に硬いセラミックを使用」「くぎを炒めても傷が付かない」「耐摩耗テスト50万回クリア」と繰り返し通販番組で広告され、127億円を売り上げていた。
消費者庁の実験では5000回くらいで表面に傷が見られたが、同社はナイロン製のフライパン返しを使用しテストしていたという。


思った以上に悪質な優良誤認

このニュースを見たとき「消費者庁は暇なのか?」と思った。
50万回こすっても傷まないという宣伝文句が本当なのか確かめるために、延々とフライパンをこするなんて・・・そう思わざるを得なかった。
しかし、消費者庁の資料や報道内容を見るとそうでもない。
ハッキリ言ってショップジャパンが相当悪質で露骨な優良誤認を行っている。
特に「ダイヤモンドの次に硬いセラッミック」など、マンガレベルの適当なことを表示しているのは悪質だ。
ダイヤモンドに次いで硬い鉱物はルビーなどと言われ、セラミックはそれらの鉱物には到底及ばない硬さであり、明らかな景品表示法違反として消費者庁からマークされていたのだろう。
耐摩耗テスト50万回というテストも、ナイロン製のフライパン返しを使用していたと説明しているが、逆にナイロンのフライパン返しが激しく摩耗することは明白で、真面目に考えているとは思えない。
このレベルで「再発防止などを求める措置命令」とは甘い。甘すぎる。
127億円も売り抜けて「優良誤認でした二度としません」で許されるとは、消費者庁は消費者を守れていないのではないだろうか?

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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