イベント火災で5歳児死亡、理事の茂木健一郎「知る立場にない」

政治・社会

「出席することができませんでした。そのため、今年の理事会でどのような議案が論じられたのか、知る立場にはありません」理事である茂木健一郎氏の弁明だ。情けない、5歳児が亡くなっているのに。

神宮外苑で開催されたイベント「東京デザインウィーク」で展示された木製ジャングルジムのオブジェから炎が上がり、中で遊んでいた5歳児が取り残され死亡した。
木製のジャングルジムは鉋屑(かんなくず)のような木屑で覆われ、底部にも大量に敷き詰められていた。小さな火種であっても一瞬で火の手が回る構造になっており、事前に誰も危険性を指摘しなかったことが不可解なオブジェであった。
楽しく遊んでいたジャングルジムが一気に炎上し、逃げることもできない子供、息子を助けようとするが構造上救出ができず目の前で息子を亡くした父親の心痛は想像を絶する。
このような痛ましい事故を起こしておいて主催者は「消防法的に問題ない」と言い放ち、火災後もイベントを中止しなかったという。そして理事である茂木健一郎氏は早々に言い訳のブログをアップするという醜態を晒した。

役目を果たさない名目上の理事

火災を起こしたジャングルジム、本当にこれが燃えないと思っていたのでしょうか?日本工業大の学生や指導者、消防法がどうとか言ってる主催者の知識に呆れるしかない。
絶対に燃える。これをライトアップしたり内部に照明を焚いたら絶対に燃える。

日本工業大は「LED電球を使っているが、白熱電球は使っていない」と説明しているが、LEDであっても内部に配線すれば火災の危険性は変わらないのだが、出展した学生は「暗くなったから作業用白熱灯を使った」と証言をしているようだ。

主催者側は「消防法的にも問題がないことを確認した」と言いながら「すべてチェックするのは無理」と矛盾するコメントを発表し責任回避に躍起だが、火災発生後に避難誘導をしないどころかイベントを継続していたことは常軌を逸している。
「遠方からの来場者がいる」これを理由に5歳児死亡の火災現場でイベントに興じる神経は完全にどうかしている。

茂木健一郎氏は理事を務めているが、イベントの会合に出席していないので知る立場にないと弁明している。
名目上で何の責任も果たさない理事だ。茂木健一郎氏が事故を未然に防げたかどうかは疑問だが、子供が焼死するような事故を起こした団体の理事として言葉には気を付けてもらいたい。
また、この団体は理事の一覧URLを茂木健一郎氏がブログに掲載していたことを受けてか、内容を削除して逃亡している。
http://tokyodesignweek.jp/about/

ネットにはある法則が存在する。
『消すと増える法則』
削除逃亡すれば余計に情報は拡散するのがネットの法則だ。
ネット上に保存されているデザインアソシエーションNPO理事の一覧を貼っておく。
design-association-npo理事一覧

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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