男はつらいよHDリマスター版(第1作)を見たよ、見ろよ[PR]

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ついにAmazonプライムで「男はつらいよ」が見放題になりました!
寅さんファンとしては見逃すわけにはいかないので全部見る所存。
今後、不定期ですがレビューを簡潔に書いていきます。
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男はつらいよ HDリマスター版(第1作)
男はつらいよ HDリマスター版(第1作)

この作品は全48作という長期シリーズの第一作。
この前にテレビシリーズが存在するのだが、ほとんどVTRが残っておらず「幻の作品」となっている。
筆者はその「ドラマ版」の一部を視聴したことがあるのだが、この映画第1作はドラマ版のテイストを引き継いでいるので、皆さんがイメージする寅さんとは少し異なっている。
まず、服装が違う。第1作と2作目までは寅さんは時々によって違う上着を着ている。イメージとして強い黄色い上着は3作目からだったかな?※2作目でした

みどころ

寅さんシリーズを1作目から見たことがない人が最も驚くであろうシーンがある。些細な言い合いで感情的になったさくらさんを「妹のくせに!」と殴ってしまうのだ。
これは衝撃だろう。
全体の流れはこの作品で確立されるのだが、先述のさくらさんを殴るシーンに加え、後に義理の弟となる博さんが職工であることに対する差別的な発言も酷い。とにかく1作目では寅さんがいかに駄目な人間かというエピソードと振る舞いのオンパレードだ。
一般的に語られるような寅さんの人情面よりも、粗暴で単純な中年が人に迷惑かけまくるといった感じだ。ただし、20年ぶりに柴又に帰ってきた寅さんが今後どう変化していくかを見ていくには、絶対に知っておかなければならない真実でもある。

色々とイメージと違うところがあって戸惑う人もいるだろうが、変わらぬのはさくらさんの美しさだ。
帰ってきた寅さんと妹のさくらさんが20年ぶりに顔を合わせるシーンが象徴的だ。
化粧もしていない近所のおばさんが寅さんを見ようと野次馬のように集まる中、不意にさくらさんが顔を出す。
この野次馬おばさんの中でさくらさんだけが輝いて見えるのだ。映像処理もないのに存在感ある美しさが輝いているのだ。
このシーンは絶対に見逃さないでいただきたい。

ちなみに、第1作目では佐藤蛾次郎さん演じる源公はちょい役であり、ほとんどセリフもない。シリーズ全般では欠かせない役となるので、この映画でブレイクしたと思われがちだが、実はドラマ版では寅さんの腹違いの弟という重要な役を演じている。ヘアスタイルはアフロではなくオカッパで「鉄兜」と寅さんからは呼ばれていた。

そして、おいちゃんのキャラも違う。
初代は森川信さんが演じており、森川版おいちゃんは車家の男である。要するに寅さんと同じテイストの人物だ。
初期の作品では渥美清さん演じる寅さんと、森川信さん演じるおいちゃんは似たもの同士だったのだ。

まあ、語りだすとキリがないので今日はここまで・・・
見るべし!
男はつらいよ HDリマスター版(第1作)

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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