社民党増山麗奈、映画祭名称の無断使用とデマでスポンサー募集か?

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日本武道館

社民党の増山麗奈が「ユーラシア映画祭を日本で開催せねばならない」と日本武道館での開催計画を発表し、既にスポンサーや発起人を募集している。
既存の「ユーラシア国際映画祭」との関係性はないものと思われ、錯誤による資金調達の危険性があるうえ、開催理由とされる人権問題も増山麗奈の捏造。各社マスコミの既報とは全く異なる。

アカデミー賞、受賞したイランの映画監督がトランプ大統領の、入国制限で訪米できず、ビデオメッセージ。

イスラム教徒のロンドン市長がトランプ氏に
抗議

シリアの空爆を撮影した戦場ジャーナリストが、
シリア渡航歴があるためかパスポートが許可さ…

増山 麗奈さんの投稿 2017年2月27日

列挙される人権問題は捏造

まず、増山麗奈が東京で開催しようとしている「ユーラシア映画祭」とは何か?
これは「ユーラシア国際映画祭」と錯誤させる名称であり「ユーラシア」という地域を用いる理由を疑われて仕方ないだろう。ユーラシアとはアジアとヨーロッパを合わせた造語であり、イスラム教徒が増加しているアフリカが含まれていない。
本家「ユーラシア国際映画祭」はカザフスタンで行われており、知名度が高いとは言えないが日本では「歩いても 歩いても」で是枝裕和監督が第4回の最優秀監督賞を受賞している。
「日本武道館でやろうと思ってる」という記述も、自己開催では不可能であり「ユーラシア国際映画祭」の日本開催と誤認させる要因になりそうだ。

また、ユーラシア映画祭を日本で開催しようとする理由もデタラメで、増山麗奈が列挙する人権問題は捏造である。

①アカデミー賞、受賞したイランの映画監督がトランプ大統領の、入国制限で訪米できず、ビデオメッセージ。
イランのアスガー・ファルハディ監督が授賞式に出席できなかった原因は、トランプ大統領の入国禁止令の影響で間違いはないが、特例許可が出たとしても抗議の意思を示すためとして「欠席」を決めている。入国拒否をされた事実はない。
多くの仲間が理不尽な扱いを受ける中で、自分だけ特別にアメリカに入国することはできないという監督の想いを全く理解していない。
参考:外国語映画賞にイラン作品 監督はアカデミー賞欠席:朝日新聞デジタル

②シリアの空爆を撮影した戦場ジャーナリストが、シリア渡航歴があるためかパスポートが許可されず、アメリカに入国できず受賞式に参加できず
これは何処情報でしょうか?
映画「ホワイト・ヘルメット」の撮影カメラマンであるハリド・ハティーブ氏の事だろうか?ハリド・ハティーブ氏はホワイトヘルメッツと呼ばれる「シリア民間防衛隊」のカメラマンであり、映画制作のために高性能カメラを渡され現場のありのままを撮影した人物。
シリア民間防衛隊の隊員に対して「シリア渡航歴」などと表現するのは恥ずかしいことだ。
アメリカ入国が叶わなかった理由も諸説あり、シリア民間防衛隊はシリアのアサド政権が旅券を失効させたためと説明している。それに対してAP通信が「国土安全保障省がハティーブさんに関する不名誉情報を入手したため」と報じている。
参考:アカデミー賞:シリア反体制派の男性、出席断念 旅券失効 – 毎日新聞

このような憂慮すべき人権侵害を自身の都合の良いストーリーに捏造し、「ユーラシア国際映画祭」と誤認させるような「ユーラシア映画祭」を名乗ることは倫理的な問題のみならず、法的な問題も生じかねない。
既に映画祭のコンサルタントが会場の手配に名乗りを上げており、実際に資金が動けば取り返しのつかない事になるかもしれない。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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