籠池佳茂氏との問答詳細、安倍政権打倒という政争には利用されない

SNS

籠池佳茂氏のTwitter

26日、籠池ファミリーの長男である籠池佳茂氏とツイッターで問答を行った。
話がかみ合わず同じ問いの繰り返しになり、相手の真意が読めないところもあったが、結果的に分かったことは、

籠池ファミリーは野党の駒にはならない

真実を語らず、前理事長夫妻にすべての責任を被せた連中に真実を突きつける。ただそれだけに執念を燃やしているように思えた。
一時期は野党が籠池泰典前理事長にすり寄り、安倍政権打倒の攻撃材料に利用するような向きもあったが、問題の焦点が財務省に向けられた途端にトーンダウンしグダグダになっている。こういう政争の具に利用されるのは御免ということだろう。

佳茂氏がすべてのツイートを削除していることもあり、傍から見ていた方々からは解りにくい所もあったようなので、一連の問答と私の意図を纏めてみた。

木村真市議への感謝

まず、私が籠池佳茂氏に投げかけたツイート。

これに対して、佳茂氏が「逃げているという利用を説明してもらいましょう」と返信してきたことから始まった。
私が「逃げている」と思った理由は、佳茂氏が自身のツイートを全て削除する前に、森友問題を初めに追及しだした木村真豊中市議への感謝を表していたからだ。

木村真市議は森友学園の問題について、土地取得を巡る疑惑が追及の発端ではなく「極右の学校を潰したかった」とカミングアウトしている人物。森友学園に問題があったにせよ公職が一私学の思想を攻撃し「潰さなあかん」と言っているのだ。
参考:動画流出!木村市議「極右の森友潰したかった」福島瑞穂と辻元清美元秘書も立会い

このような人物になんの感謝があるというのか?自民党に手のひらを返されたからといって、籠池ファミリーを思想弾圧のように潰そうと画策した人間に秋波を送るようなことは、逃げているようにしか見えない。
また、民進党も当初は森友学園の思想を徹底的に批判していたにも関わらず、自党の松原仁議員が過去に籠池前理事長の政治団体顧問であった事実には一切触れようともせず、松原仁議員も記憶が曖昧であるかのように白を切っている。
少なくとも松原仁議員は籠池前理事長の思想に賛同しており、それを棚に上げて森友バッシングを繰り返した民進党に、この事実を突きつけない理由は、松原仁議員が元自民党の大物議員を紹介してくれた事への「借り」と捉えているのではないか?そう疑ってしまう。
参考:松原仁(民進)平沼赳夫(自民)が森友学園理事長の政治団体顧問であった記録が見つかる

この私の問いに対して、籠池佳茂氏は「だからどうしました」という返答であった。これは民進党に借りがあることを認めたようにも思える。

ここで、前述の木村真市議に関しても問を投げてみた。

佳茂氏は森友問題が勃発するまで家族とは疎遠になっていたが、この騒動を契機に窮地に立つ家族と過ごすようになる。そこに幸せを見出すことは良いことだが、木村真市議に感謝するのは解せない。しかも佳茂氏は木村真市議が告発した理由を知らずにこのようなツイートをしている。
木村真市議が「極右の森友潰したかっただけ」とカミングアウトする動画を示しても、それが最近のものであるとは思えなかったようで「言ってたでしょ?今はどうなの?今は何処が潰すといっているの?」と状況が把握できていない様子だった。

ここから延々と、問「潰そうとしてるの誰?」答「木村真」というやり取りが続き、どうしても木村真市議が思想弾圧として森友バッシングを始めたことを認めようとしない。今更、木村真市議や社民党が森友学園と籠池ファミリーを救ってくれるとでも思っているのだろうか?
私は単刀直入に自分の考えをぶつけてみた。

野党の目論見は安倍政権の打倒という政争であり、単なる土地取得を巡る財務省の問題となれば籠池ファミリーからまた距離を置き街宣では悪口三昧。
こんな連中に「感謝」などしてはまた利用され、罪を被せられる。そう危惧した私に対し佳茂氏は、

「あなたが当初から肯定することと私の考えも同じ」

このような回答であった。意味がよくわからない部分もあるが、要するに佳茂氏は、誰に利するか、誰に不利益かを忖度せずに事実を公表していくということだろう。

私としては、土地取得を巡る問題と同時に、政治家が特定の思想を攻撃し潰そうとしたことについては別件で追及されるべき事案と考える。
木村真市議の目的は教育方法の「是正」ではなく「弾圧」である。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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