暗闇で安倍政権批判デモに遭遇、警察官が謝罪に来るもデモ参加者は無視

政治・社会

夜間のアベ政権ガーデモと警察官

5月1日夜7時過ぎ、駅前から少し外れた明かりの少ない道を歩いていたら、警察官が必死に誘導棒を振り、一般通行車両や歩行者を停止させる姿が見えた。「事故か?」と思ったが、安倍政権反対デモを警備しているようだ。

暗い夜道を「TPP進める総理はいらない」「憲法変える総理はいらない」「戦争したがる総理はいらない」と、メーデーとは何の関係もない政権批判を繰り返しながら、ダラダラと通過するデモ隊。ここは香山リカ先生に倣って中指を立てるカウンターを行うべきかと一瞬思ったが、なぜか警察官が私のところに飛んできて「申し訳ありません。ご迷惑おかけしております。もう少しお待ちください。」と頭を下げる。

小学生の遠足に見習え

おかしな話だ。
世間はゴールデンウィークだというのに、デモ隊を警備させられる警察官が代わりに謝罪に来ているのだ。
一方、デモ隊といえば、先頭の男性が「TPP進める総理はいらない!」「憲法変える総理はいらない!」」「戦争したがる総理はいらない!」と気勢を上げているものの、後に続くデモ隊のメンバーは無言で下を向きダラダラと歩いているだけ。まるで葬列のようだ。

どこの団体が主催かは確認できなかったが、おそらくメーデーという事で集まったら安倍政権批判デモが始まってメンバーは困惑しているのだろう。しかも、集会が終わった後の夜間のデモらしく生気が全くない。本当に葬列のようだった。

このデモ隊がダラダラと行進するあいだ、通行する車両や歩行者は警察官に止められ待たされるのだ。それでもデモ隊が足早になることはなく、下を向いたままの死者の行進を見せられる。
このデモ隊の態度に、警察官は危険を察知して私のところに飛んできたのだろう。ひたすら「申し訳ありません。ご迷惑をおかけします。」と頭を下げる警察官に私は「いいですよ、大変ですね」と落ち着いて答え、香山リカ先生のように中指を立てることはなかった。
警察官が気を使って頭を下げているのに、デモ隊で周囲を気遣うものなど一人もおらず、やっぱり説教してやろうかと思ったが、デモ隊が通過した瞬間に、また警察官が飛んできて「お待たせしました。ご迷惑おかけして・・・」、こうこられると私も「いやいや大丈夫、仕方がない」としか言いようがない。

今朝、交通量の多い狭い道路を小学生数十名が一列になって歩いていた。おそらく遠足だろう。
ガヤガヤと賑やかではあったが、通行の邪魔にならないように列は乱さず歩いていた。昨夜の「安倍政権ガー」のデモ隊とは大違いだ。引率の教員も適度に声をかけながら児童を見守り、児童もそれに従っている。
本来なら、児童の遠足に警察官が同行して警備しても良いはずだ。無論、警備は過剰なものではなく、あくまで見守るという立ち位置で。

警察官に誘導され、周辺住民に迷惑がられるデモ隊と、自主的に交通安全を意識しながら隊列をなす小学生。どちらが立派か?

このように、教員の指示に従い隊列をなすことさえも「軍靴の音が聞こえてくる」などと言い出しそうな連中には理解できないのかもしれない。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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