【加計質疑】加戸守行氏の証言が歪められている!書き起こしと比較検証してみた結果


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【加計問題】加戸守行氏の質疑証言が歪められている!動画書き起こしと比較検証してみた結果

10日の参議院参考人質疑において、加戸守行前愛媛県知事が証言した内容が改変され、誤った内容で拡散されている。拡散しているのは毎度おなじみの捏造デマサイト「netgeek(ネットギーク)」である。
加戸守行が語った加計学園7つの真実。「行政が歪められた」のではなく国家戦略特区で「歪められた行政が正された」 | netgeek
実際の証言には無かった「民主党は何もしてくれなかった」という発言などが掲載されており、これらは中継も動画も確認せずツイッターに投稿された動画を盗んできて、そこに付け加えられた投稿者の所感を、そのまま盗用したことが原因と思われる。
また、ネットギークは「加戸守行前知事はすでに引退しているということで第三者的な立ち位置から客観的な事実を証言してくれた」と総括しているが、これも事実に反する。
加戸守行氏は、自身の立場を「今治市の応援団」と明らかにし、獣医学部の必要性を訴え実現に向けて尽力したという、誇りと勇気をもって真実を話した人物である。第三者などというのは的外れであり、極めて失礼な評価である。

ネットギークのデタラメな要約と、私が以下に示す参考人質疑の書き起こしを比べてみて欲しい。ネットギークを拡散している人たちは加戸氏の人柄と人格を貶めることに加担していると気が付くだろう。

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書き起こしとの比較検証

当サイトは生中継を視聴し、その後に参議院の公開した動画を元に書きおこしを行った。加戸氏の参考人質疑は、青山繁晴議員(自由民主党・こころ)と里見隆治議員(公明党)によって行われており、以下に示す書き起こしは、その中でネットギークが言及した部分のみである。
質疑の動画では、この他にも重要な発言が収録されているので記事の最後に紹介をしておく。

ネットギークの要約

(1)愛媛県知事のときに一番苦労したのが鳥インフルエンザ、口蹄疫ウイルス、BSEなどの感染症対策だった。アメリカは狂牛病をきっかけに、これからはライフサイエンスと獣医学部ということで国策で取り組んでいた。10年前、アメリカを横目に自分は愛媛県民のために岩盤規制と戦っていた。何度も跳ね返されるも、やっと国家戦略特区で実現できるようになったのを喜んでいた。前川喜平の「行政が歪められた」という発言は、私から言わせれば国家戦略特区で岩盤規制に穴を開けて頂いたので「歪められた行政が正された」というのが正しいと思う。

おそらく、ネットギークはこの部分だけを伝えて、加戸守行氏が前川喜平氏を批判したという脚色をしたかったのだろう。概ね間違ってはいないが、実際の発言は名指しを避け相手の意見を全否定しない加戸氏の人柄が表れている。
また、加戸氏は「横目」という言葉を使っていない。横目という言葉は問題を直視せず関わろうとしない、通り過ぎるという意味。加戸氏は「懸命なアメリカを見て」という意味で「横に見ながら」と表現しており、ネットギークの書き方では「アメリカを参考にせず」という逆の意味でになってる。

実際の証言書き起こし
(加戸)お答えいたします。まずあの、参考人でお呼びいただいたことに心から感謝を申し上げます。もう10年前に愛媛県知事として、今治に獣医学部の誘致を、当時は構造改革特区の名のもとに申請した当時のことを思い返しまして、ええ、洟(はな)も引っ掛けかけていただかなかったこの問題が、こんなに多くの関心を10年後に持っていただいているということに、不思議な感じがいたしております。
当時、愛媛県知事として、たくさんの仕事を預かりながら、県民の生命身体財産、畜産業の振興、食品衛生、その他で一番苦労しましたのが、鳥インフルエンザ、あるいは口蹄疫の四国への上陸の阻止、あるいはBSEの問題の日本への波及の阻止、言うなれば四国という小さな島ではありますけれど、こういった感染症対策として一番防御が可能な地域と言う意識も御座いましたし、そしてアメリカがこの問題に狂牛病の体験を受けて、戦端切って国策として、これからはライフサイエンスと感染症対策をベースとした獣医学の教育の充実ということで、大幅な獣医学部の入学者の増加、そして三つの獣医科大学の新設と言う形で、懸命に取り組んでいる姿を横で見ながら、なんと日本は関心を持っていただけない国なんだと、私は少なくても10年前に愛媛県民の、そして今治地域の夢と希望と関心を託してチャレンジ致しました。厚い岩盤規制で跳ね返され跳ね返され、やっと国際戦略特区という枠の中で実現を見るようになった今、本当にそれを喜んでもおります。先ほどの、話がございました「行政が歪められた」という発言は、私に言わせますと、少なくとも獣医学部の問題で、強烈な岩盤規制のために10年間我慢させられてきた岩盤に、ドリルで国家戦略特区が穴を明けていただいたということで「歪められた行政が正された」と言うのが正しい発言ではないのかなと私は思います。

ネットギークの要約

(2)特区申請で一番強く反対してきたのは日本獣医師会だった。HPでは専務理事が今治の獣医学部新設に関してけちょんけちょんに書いていた。
(3)感染症対策にブレーキをかけるというのは理解できない。この10年の間、アメリカに遅れないようにしないといけなかったのに、獣医師会は「今治にはつくるな」と言ってきて自分たちは対策を何もしない。これはあまりにもひどい。
(4)既得権益の擁護団体に悔しい思いをした。だが民主党がやると言ってくれて門前払いから検討にレベルアップした。安心して次の知事にバトンタッチした。でもやっぱり民主党も何もしてくれなかった。
(5)欧米に負けないよう先端サイエンスと感染症対策において日本人の生命にかかわる問題として獣医師を育成しないといけないのに「今治はダメ」「加計学園ありき」というのは何でかなと思います。
(6)加計ありきなんて事実は全くない。愛媛県会議員と加計学園事務局長が偶然友達だったから話ができて飛びついただけ。これもダメ?友達ならダメ?ずっと思っていたことがようやくこの場で言えた。

何をどう解釈すれば、こんな低レベルな要約になるのか。これで「加戸さんが言いたいことが解った」と拡散していた人達を小一時間問い詰めたい。

加戸氏は、青山繁晴氏の質問に対して答えているのだが、質問でも指摘された「定員水増し」について批判をしている。獣医師会は「足りている」として学部新設に反対しているのに、一方で私学は定員よりはるかに多く入学させる「水増し入学」を行っている。東京で養成して四国に帰すと言うが、その水増しされた学生も含め卒業後は大半が関東に就職しているので、獣医師の地域的偏在は酷くなっている。

獣医師会は、その偏在した獣医師を四国に呼ぶために処遇を改善しろというが、勤務地で雇う「地方公務員」を「国家公務員」を超える処遇に変更するのも簡単ではない。変更したにしても、獣医師が充足したからと言って給料を下げるのか?という問題もある。

また、水増し入学は許すのに学部新設は反対、対して教員の数は据え置き。では、今治に獣医学部を作って指導者を充実し新しいことに挑戦すると言っても反対する獣医師会の矛盾。

“加戸氏が暴露”という形で「民主党も何もしてくれなかった」と、激しく非難したかのように書いているが、実際にはそのような発言はない。
加戸氏は「民主党政権が誕生して、自民党じゃできないのは私たちがやると言って頑張ってくれました」「対応不可の門前払いから、実現に向けての検討とレベルアップしました」と、当時の民主党政権を評価している。
加戸氏は続けて「自民党政権に返り咲いても、何も動いていない」「何もしないでいて、ただ今治にだけブレーキをかける。それが既得権益の擁護団体なのか」と、憤りの対象は民主党よりも、長らく問題を放置した自民党と、既得権益の擁護団体(獣医師会)に向けられている。
これを「民主党も何もしてくれなかった」と自民党の名前を外し書いているのは、ネットギークの捏造と言っても過言ではない。

「加計ありきなんて事実は全くない」という発言も趣旨が捻じ曲げられている。加戸氏は「私は」と限定したうえで「私は加計ありきではありません」と言っているだけで、四国のみならず、国家の危機に関わる問題に取り組んでいるときに、誰も助けてくれなかった。そんな中で加計学園が声をかけてくれて、それに飛びついたと正直に語っているのだ。今治選出の議員と加計学園の事務局長が友達であったからこそ話が繋がり、愛媛県の獣医師不足解消が改善されようとしているのに、これも「お友達だから」と言ってダメにするのか?と切実な思いを語っている。

実際の証言書き起こし
(加戸守行)特区の申請をしてから何回も門前払いをくらいました。色々な方策で模索しましたが、一番強い反対は日本獣医師会でありました。
当時、あの、直接接触はございませんでしたけど、ホームページでは専務理事が、まあ今治の獣医学部新設に関して、けちょんけちょんの論陣を張ってられまして、その中でも、要するに「養成はちゃんとするから余分なことはするな」と言うのが基本であります。
で、当時から私が大変疑問に思いましたのは、まず獣医師の養成が、私はこういう言葉を使いましたけども、箱根の関所から東は関東と言ってました。箱根の関所から東で8割の入学定員があり、箱根の関所から西の方には2割の入学定員しかなくて、しかも私学は水増し入学をしますから実質的には養成される獣医師の数は箱根の関所から東は80数%、場合によっては90%近くがそちらで挑戦、で空白は四国であります。
獣医師が確保できない、県知事としていろんな対応をしても、とにかく例えば地方公務員は競争試験が原則ですけども、獣医師はもう無試験でもいいから、どうぞそうぞと言っても来ていただけない。
で、獣医師会の反対は何かといったら処遇しないからだと、じゃあ愛媛県だけは、あるいは四国は獣医師の給与体系を、国家公務員の獣医師を上回る体系を作ることはできるのか。
それは、じゃあ獣医師が充足されたときは給料を下げるのか、という給与の問題を良し見れば給料が安いから行かないんだよだとか、奨学金出さないから行かないんだよ、全部東京に来て養成したら帰すからと、そういうことでいいのかなって事が一つ、それから、新しい学部はできないと言って、それが反対されながら見てました。
でも、自分たちはどうであったのかと申し上げますと、大変恐縮ですけども、大学教授の定員は10年前と今日と変わらないままで、アメリカは必死にやっているのに、据え置いたままで新しいのは作るな作るなと、で、今回のケースにしましても、はるかに多い獣医学の教官を作って感染症対策なり、あるいはライフサイエンスなり、あるいは動物実験による創薬の研究なりと、幅広い学問をやるスタッフを揃えようと思っても、それをブレーキをかけるというのは私には理解できない。
それならば自分たちで何故、この10年の間にアメリカに遅れないように、スタッフを揃えないんですか、今のままで置いておいて今治には作るな作るなと言う、これは余りにも酷いではないかと言うのが私の思いでありました。
少し時間を頂戴してよろしければ、私の知事の任期の終りのほうに、民主党政権が誕生して、自民党じゃできないのは私たちがやると言って頑張ってくれました。対応不可の門前払いから、実現に向けての検討とレベルアップしました。ああ、良かったね、で私は次の知事にバトンタッチしました。ところが、自民党政権に返り咲いても、何も動いていない。
何もしないでいて、ただ今治にだけブレーキをかける。それが既得権益の擁護団体なのかっていう悔しい思いを抱えながら参ってまいりました。
そして国家戦略特区で取り上げられ、私も昔取った杵柄で今、今治市の商工会議所の特別顧問っていう形で、この応援団の一員として参加しております。
それを眺めながら、大切なことは欧米に後した先端サイエンスと感染症対策と封じ込めと、私たち日本人の生命がかかるこの問題を、欧米に遅れないような獣医師を養成しなければならない事に手を加えないでおいて、今治はダメ、今治はダメ、加計ありきと言うのはなんでかなと思います。
私は加計ありきではありません。加計学園がたまたま、愛媛県会議員の今治選出の議員と加計学園の事務局長が、お友達であったからこの話が繋がれてきて飛びつきました。
これもダメなんでしょうか?お友達であればすべてダメなのか?そんな思いで眺めながら、今日やっと思いの一端をこの場を借りて申し上げさせていただきました。

ネットギークの要約

(7)一点の曇りもないというのが今回の事件の結論。沢山取材が来たが都合の良いことはカットされて私の申し上げたい事を取り上げてくれたメディアは非常に少なかった。会見をカットなしで流したYouTubeが全てを語り尽くしていると感じた。

「一点の曇りもない」という発言は、国家戦略特区諮問会議の民間議員である八田達夫氏のものであり、加戸守行氏はそれをyoutubeで見て「私の申し上げたいこと」と感激したのであって「会見をカットなしで流したYouTube」などという発言はしていない。
それとは別に、メディアが加戸氏のインタビューを都合よくカットしていたが、民間議員が同じ思いを会見で語りつくしてくれたという趣旨。
メディアがカットして、youtubeはカットしないという発言ではないことは、中継や記録を見ればわかるはずだ。ネットギークは自分では質疑を確認せず、ネットに流れた別人の発言をつなぎ合わせている。

実際の証言書き起こし
(加戸)ありがとうございます。若干感情が高ぶって思いの丈を申し上げ過ぎました。ただひとつだけ触れていなかったことがございます。様々なことがございましたけども眺めながら、6月13日の国家戦略会議、諮問会議の民間有識者の委員の方々が記者会見をされて、私は人に知らされてインターネットの・・・中継ではなくて、ええ・・・あ、ユーチューブ、ユーチューブで一時間半、拝見させていただいて感激しました。
特に、今回の規制緩和に関して、心の一点の曇りもなく、やったということで、これが今回の大きな事件の結論だったんだろうなと、これが国民に知ってもらうべき重要なことなんだなと、私は思いました。
たくさん今まで私のところへ取材がありましたけれど、都合のいいことはカットされて、私の申し上げたいことは取り上げていただいたメディアは極めて少なかったことを残念に思いますけど、あのユーチューブが全てを語りつくしているんではないかなと思います。

ネットギークを引用してはいけない

このように、ネットギークはねつ造と盗用の常習であり、信用に値しない。引用するだけでその人の信用が失墜すると言ってよいだろう。
どんなに重要な社会問題もネットギークが参戦するだけで、単なるネトウヨの妄言に格下げされ自然消滅していくのは過去の事例を見ればわかる。

これでも、ネットギークの要約と加戸氏の証言書き起こしが同じように見えたという人がいたなら、おそらく読解力が極端に低いのだろう。

無かったことをあったことにする
事実をゆがめる

これがネットギークです。

出典:参議院文部科学委員会参考人質疑全編動画

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