オオクワガタ


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種の概要|形態・外観的特徴|分布|生態|飼育方法|ブリード方法|その他|参考文献・サイト

種の概要


学名:Dorcus hopei binodulosus Waterhouse, 1874
和名:オオクワガタ

オオクワガタ関連動画
コウチュウ目・クワガタムシ科・オオクワガタ属・オオクワガタ亜属に属するDorcus hopeiの亜種、国産オオクワガタとも呼ばれる。
現在確認されている飼育下の最大個体は、昆虫フィールド87号 (初夏号)に掲載された鴨志田ミミ氏の♂88.9mm(川西産)とされているが、重大な疑義が生じており実在すら疑われている。
クワガタ・カブトのギネスで最も影響力のある、むし社への申請は行われておらず、実物を見たという直接的な証言は皆無。掲載した昆虫フィールドでも未確認とのこと。
ミミ川西89ミリをめぐる重大な疑義と問題を指摘した記事一覧
むし社の認定ギネスはワイドカウ氏の♂88.0mm。(ビー・クワ2013年 12月号)
なお、「ビークワギネス」は公的認定機関ではなく有限会社むし社単独の雑誌企画である。

形態・外観的特徴


野外サイズ♂mm~mm ♀mm~mm
飼育サイズmm~♂88.9mm ♀mm~mm
体色は黒色一色、メスは鞘翅に縦の点刻列が見られる。通常オスの鞘翅は光沢があり点刻はないが小型のオスにはメスと同様の点刻が見られる。
オスは大腮(大顎)内側にあるトゲのような突起の位置と向きで大歯・中歯・小歯と3つの型に分けられる。
・小型個体に見られる小歯型は突起が大腮の根元に近い箇所で内側を向く。
・中型個体に見られる中歯型は突起が大腮の中間で強く湾曲し内側を向く。
・大型個体に見られる大歯型は突起が大腮の上方を向き、個体によっては大腮に重なるように前方に向く。
これらの変異は個体により若干の差異がある。また、野外採集個体で「大型」とされるサイズであっても飼育下では中歯型に近い歯型が羽化することがある。

分布


日本全土
島嶼部では対馬のみに棲息、沖縄には生息しない
北海道では檜山郡で確認されているが、道南以外での棲息は未知の部分が多く北限は不明
北海道でのオオクワガタの記録
ブナ林のクワガタたち
http://www.host.or.jp/user/rinchan2/ohkuwa/ohkuwa.htm

生態


成虫は5月頃から9月頃まで活動する。地域にもよるが10月でも活動が確認され採集事例は少なくない。
広葉樹の樹液を主に摂取するが、産卵期のメスは様々な昆虫を捕食する肉食傾向も見られる。
夜行性で日中はほとんど活動せず、主にクヌギなどの樹洞に隠れている。飛翔性は低く夜でも活発に移動はしないが灯火に飛来することがある。
10月頃、気温の低下とともに土中や洞に潜り越冬態勢に入る。越冬中は翌年の5月頃まで活動を休止する。
メスはクヌギ・ナラなどの白色腐朽した倒木や立ち枯れに産卵し幼虫はその中で育つ。幼虫期間は1年の場合と、地域にもよるが翌年の夏季も羽化せず幼虫期間2年を要する2年1化の場合がある。
さらに、羽化してもそのまま材の中で越冬し、翌年5月まで活動しない場合もある。
この幼虫期間と越冬中の個体を狙った「材割り採集」が雑誌等で紹介されているが、生息環境破壊による個体数減少や、地主の許可を得ない破壊行為が各所で問題となっている。
飼育下では、成虫が5年以上生きた事例も珍しくなく幼虫期間も含めると長寿な昆虫と言える。

飼育方法


飼育温度は30度を超えないようならば特に気を使う必要はない。
直射日光を避け、静かな場所が好ましいがリビングなど人が活動する部屋でも飼育は可能。
オスとメスのペア飼育も可能であるが、全く事故がないわけではないので別々に飼育するのが無難。
成虫飼育に必要なもの
・飼育ケース
 脱出されないような専用のケースが望ましい。上部が網状のものは破られる事が多い。
 ブリーダーを自称する人でも頻繁に脱出される事例が相次いでいるので注意が必要である。
 参考記事:逸出は一流の証ではない!中国オオクワガタ相知町で発見
・床材
 一般的に昆虫マット呼ばれるもので、オガクズやチップ状のものを3~5センチくらいケースに敷く。樹種は問わず広葉樹・針葉樹どちらでも可。
 感想には強いので、軽く霧吹きする程度で良い。
・止まり木
 転倒防止用の木片で、ゼリー用の餌皿でも代用可能。
・餌
 昆虫専用のゼリーが望ましい。果実なども食すが不衛生なため適切ではない。
 餌には四六時中食いついている事が多いが、エサ切れでも即死亡するようなことは無く、ゼリーが減る、または不衛生と感じたら交換する程度で十分。
・コバエ防止シート
 飼育ケースとフタの間に挟む事によりコバエの侵入を防ぐ。
 それでもコバエが気になる場合は目の細かい洗濯ネットにケースごと入れると良い。

ブリード方法


・ペアリング
【温度】一般的に交配可能温度は25℃程度が必要と言われているが、それより低い温度でも交配は可能である。
【成熟期間】羽化後、6カ月程度経過したペアが望ましい。羽化後、活動を開始し餌を食べ始めたら交配は可能であるが、安全性と確実性を考えるとできるだけ成熟期間は設けた方が良い。
【交配期間】オスとメスを同じケースに入れ、一週間も同居させると繰り返し交尾を行います。オスとメスが争うことなく過ごしていれば、ほぼ確実に交尾は行われています。

・産卵セット
 本種は白色腐朽したクヌギ・ナラの朽木に産卵をします。
 一般的に市販されている産卵木はシイタケ栽培に使用された榾木(ほだ木)が流用されています。
【セット方法】
1、産卵木をバケツ等に貯めた水に浸け、水分を含ませる。
 重石等で水没させ一日浸け込み、半日陰干しするというのが一般的となっているが、本種は乾燥気味でも産卵可能であり、数分間水に浸ける程度でも問題は無い。むしろ水分過多がもたらす弊害が多い。
 加水後は樹皮を全てむきとり、よく水はきっておく。
2、ケースの底に3~5cm程度昆虫マットを敷き、その上に産卵木を置く。
 産卵木の上から昆虫マットを詰め埋め込む。
※昆虫マットは特に樹種を選ぶ必要はないが広葉樹のものが望ましい。
3、ペアリングしたメスと昆虫ゼリーをケースに入れできるだけ静かな場所に保管する。
4、メスが産卵木を齧りだしたら産卵の始まりです。
 この産卵行動から約2週間程度でメスは取り出した方が無難である。
※本種は繁殖難易度が低く、様々な環境に適応できる。昆虫マットを敷いた上に産卵木を転がしておくだけでも産卵は可能であったり、産卵木の代わりに菌糸ボトルを転がして置いても産卵する。
【割り出し】
 メスを取り出し、1か月半から2か月も経てば産卵木の中で卵が孵り幼虫になっています。
 産卵木をトレーなどに取り出し、慎重に割っていきます。
 産卵木が固い場合いはマイナスドライバー等を使い割っていきますが、その際に幼虫を傷つけないように細心の注意をはらってください。
 取り出した幼虫は、幼虫の餌となる広葉樹の昆虫マット(幼虫飼育用)に入れ個別で一時保管します。
 既に菌糸ボトルが用意されている場合は直接投入しても構いません。

その他


参考文献・サイト


昆虫フィールド87号 (初夏号)

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