民進党・前原誠司議員が日本会議との関係を否定、左派からの支持拡大を意識か?
写真:2016年民進党代表選出陣式
民進党代表選に出馬表明した前原誠司衆議院議員は7日、日本会議に所属していないことを自身のツイッターで明言した。
前原誠司議員は近年、日本会議への所属議員とされ8月2日まではウィキペディアにも掲載されていたが、3日には名前が消えていた。疑惑?払拭のきっかけになったのが、ツイッターアカウント「民進党サポーターズ(非公式)」が1日に配信したエピソードと思われる。この内容に関して前原誠司議員が直接答え、事実と認定した形だ。
#前原誠司 は#日本会議 ではない
去年の代表選の前原氏の発言→「あんまり自分が日本会議のメンバーだという話をよく聞くから、心配になって自分で直接日本会議に電話して『私は日本会議のメンバーですか』と尋ねたんですよ。そしたら『違う』と言われました」場内爆笑に包まれたそうです😂 pic.twitter.com/5M0iHeGaez
— 立憲民主党✨が好き (@jiyuheiwa) August 1, 2017
ありがとうございます。
私が電話確認したのは事実です。 https://t.co/ZEuhElbd1F— 前原誠司 (@Maehara2016) August 7, 2017
代表選と党支持率を意識?
巷では、前原誠司議員は日本会議であると、リテラでも記事になっていたことが話題になっているが、ウィキペディアにも掲載されたまま削除も今年8月3日まで行われていなかったので、誤解されるのも仕方のないことなのかもしれない。
今回の代表選は「保守の前原」VS「リベラルの枝野」という図式をメディアが煽っている。枝野議員に関しては、革マル派の活動家が浸透する団体から献金を受けていたことが問題になった過去があり、ネット上ではリベラルと言うよりも左翼というイメージが強い。これが結果的に
「日本会議、極右の前原」VS「革マル派、極左の枝野」
という裏テーマになってしまう可能性がある。こういった事態を避けるためにも、前原議員は日本会議との関係を否定し幅広い支持を得ることを重要視しているのかもしれない。
前原議員は共産党主導の野党共闘には慎重な姿勢だが、日本会議のイメージが付くと保守以外からの支持は得にくいと判断したのだろう。民進党が再浮上する可能性は極めて低いと思われるが、政権を取れる勢力になるためには、共産党有利の共闘ではなく、民進党独自で幅広い支持を得ることが必要不可欠であることは間違いない。