【捏造】どっちが雑魚なのか？「米山隆一が和田政宗の倍以上の得票」は野党支持者によるデマ！

2017年8月20日政治・社会

和田政宗参議院議員（無所属自民党会派）の発言が物議を醸している。
「米山隆一氏？(笑)。何かいろいろな方に絡んでいるようですか、雑魚は相手にしません。」

米山隆一氏？(笑)。何かいろいろな方に絡んでいるようですか、雑魚は相手にしません。

— 和田　政宗 (@wadamasamune) August 16, 2017

気持ちはわかるが県知事に対しての「雑魚」という言葉が、現職国会議員として不適切な投稿であることは間違いない。
ただし、米山隆一新潟県知事が現職であるにも関わらず、方々に喧嘩を売っているという批判もあり、和田政宗議員のツイートに理解を示す声が多数を占めているようだ。そういった状況に対して一部の野党支持者が、新潟県知事選（２０１６年）での米山隆一知事の得票数と、参院選（２０１３年）での和田政宗議員の得票数を比較して「米山知事は和田議員の倍以上の得票がある」「雑魚なのはどちらか？」という批判を展開している。
しかし、和田政宗議員の「格」を参院選の得票数で示しておきながら、米山隆一知事が同じ２０１３年の参院選に出馬していることを無視して、県知事選の得票数を持ってくるのは正しい比較とは言えないだろう。同じ年の参院選で比較すれば、和田政宗議員の得票数は米山隆一知事の倍以上である。

正しい得票比較では和田議員が圧勝

今回、和田政宗議員の得票数が米山隆一知事の半分以下と言う情報は、毎度おなじみ野党支持者の捏造と断言してよいでしょう。和田政宗議員（宮城県選挙区）と米山隆一知事（新潟県選挙区）が同時に出馬した、２０１３年７月の第２３回参議院議員通常選挙の結果を表にまとめてみた。
双方選挙区の当日有権者数も投票率も近く、比較対象としては最も妥当と思われる。
出典：wikipedia

宮城県選挙区
当日有権者数：1,906,260人 　投票率：50.75%

当落	候補者名	所属党派	得票数	得票率
当	愛知治郎	自民	421,634票	44.7%
当	和田政宗	みんな	220,207票	23.3%
	岡崎トミ子	民主党	215,105票	22.8%
	岩渕彩子	共産	76,515票	8.1%
	皀智子	幸福	9,662票	1.0%

新潟県選挙区
当日有権者数：1,952,022人 　投票率：55.82%

当落	候補者名	所属党派	得票数	得票率
当	塚田一郎	自民	456,542票	43.0%
当	風間直樹	民主	204,834票	19.3%
	森裕子	生活	165,308票	15.6%
	米山隆一	維新	107,591票	10.1%
	西沢博	共産	60,317票	2.1%
	渡辺英明	社民	46,101票	2.1%
	安久美与子	無所属	15,612票	1.5%
	生越寛明	幸福	5,188票	0.5%

分かりやすいように、両者の選挙結果を並べてみました。

当落	候補者名	所属党派	得票数	得票率
当	和田政宗	みんな	220,207票	23.3%
	米山隆一	維新	107,591票	10.1%

得票率、得票数共に和田政宗議員が倍以上獲得している。
同時に出馬した選挙があるのに、その結果を伏せておいて和田政宗議員が出馬していない２０１６年の県知事選挙の結果を用い「米山は和田の倍以上」とするのは、不正確と言うより捏造のレベルである。
無論、得票結果だけで政治家の格が決まるわけではないが、得票数を持ち出しておいて、それが捏造であったとなれば、どちらの陣営が雑魚かは明々白々だろう。米山隆一知事は２００５年に自民党公認で初出馬、その後は日本維新の会→維新の党→民進党と渡り歩いている。ついには県知事になるために、政治信念が全く異なる社民党・自由党・共産党の推薦を得て無所属になっている。
政治信念を捨ててまで得た結果だけが米山隆一知事のステータスであり、２０１３年の参院選で和田政宗議員の半分も票が取れなかったことは無かった事にして、人気者になったと勘違いして調子に乗ってるのが米山隆一という男なのである。

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