中山成彬が小池新党を批判「小池と細野の連携、自分ファーストだ」→嫁の恭子に連れられて小池に命乞い
日本のこころの中山恭子代表と中山成彬前衆議院議員が8月の時点で、小池新党との連携を模索する細野豪志議員らを批判していた事が判明した。中山成彬前議員は24日、妻である中山恭子代表と共に小池都知事のもとを訪れ合流を打診、小池新党からの衆院選へ出馬するものと見られる。
↓8月10日の投稿
小池都知事の側近若狭勝衆議院議員が政治団体「日本ファーストの会」を設立した。民進党を離脱した細野豪志議員と連携してのことだろう。9月初に代表選挙を控え、今民進党の中には去就に悩んでいる議員も多かろう。民主党政権の末期にも離脱者が相次いだ。日本ファーストより「自分ファースト」だ。
— 中山なりあき(中山成彬) (@nakayamanariaki) August 9, 2017
↓9月25日の投稿
「日本のこころ」は衆議院選で消滅する可能性が高い。しかし、先に自主憲法草案を作成し、真の保守としての政策を練り上げてきた。その真髄を小池新党に受け継いで欲しい、それによって小池新党が保守の党であることがはっきりし、国民が安心するだろう。昨日、恭子代表と小池知事に会い意気投合した。
— 中山なりあき(中山成彬) (@nakayamanariaki) September 24, 2017
中山恭子代表は9月13日に日本のこころ代表に再選し、2年間の任期がスタートしたばかり。支持者への裏切りと騙し討ちだ。政党支部にも未だに連絡がないらしい。
議員であることを最優先する
中山成彬前衆議院は元自民党で大臣も歴任した人物だが、自民党の黒歴史の一つにもなっている。
2008年9月に僅か4日で国土交通大臣を辞任し、10月4日には次の衆院選の不出馬と引退を表明したものの、表明から2週間もたたない10月16日には引退を撤回した。この騒動に対し党内から批判が噴出し、当時の古賀誠選対委員長にも出馬を認められなかった。
2010年には妻である中山恭子と共に「たちあがれ日本」に入党し、公認候補として7月の参院選に立候補したが落選した。選挙後の8月には自民党本部からは除名の処分を受けている。
※この除名処分がネックなら、成彬氏が単独離党さえすれば、中山恭子含む日本のこころが全員で自民に合流できたかもしれない
その後、たちあがれ日本と日本維新の会の合流に参加するが、分裂した際には石原慎太郎率いる次世代の党に参加し、党名変更を経て「日本のこころ」に所属した。この間の選挙に関しては2度出馬し、いずれも落選している。
中山成彬前議員は、経歴からも解るように保守の中でも極端な右派である。妻である中山恭子代表が、拉致被害者奪還の象徴のような議員であることから、熱心な支持者も多く、8月に小池新党を批判した際には500以上のアカウントからリツイート拡散がなされた。
小池都知事の側近若狭勝衆議院議員が政治団体「日本ファーストの会」を設立した。民進党を離脱した細野豪志議員と連携してのことだろう。9月初に代表選挙を控え、今民進党の中には去就に悩んでいる議員も多かろう。民主党政権の末期にも離脱者が相次いだ。日本ファーストより「自分ファースト」だ。
— 中山なりあき(中山成彬) (@nakayamanariaki) August 9, 2017
しかし、自分はどうだろう。あれだけ敵対した自民党と民進党の議員が、思想も信念もなく野合した小池新党に合流。妻である中山恭子代表に連れられて、議員復帰のために小池百合子に命乞いのような事をして恥ずかしくないのだろうか。
この合流について「中山恭子さんが決めたのなら仕方ない」「拉致被害者奪還のため」という声が散見されるが、こうなると政治ではなく宗教である。中山恭子代表を拝んでいても拉致被害者は還ってこないし、新党合流で拉致問題がどう進展するかも具体的な話は一つもない。
拉致問題を錦の御旗に、自らの政治生命を引き延ばすことを正当化しているに過ぎないだろう。