日本共産党「裏切ったら許さない民進党籍議員リスト」を大公開!小池晃「統一会派は裏切りということに」
日本共産党の機関紙「赤旗」は16日、希望の党と民進党が統一会派を組むという動きについて、小池晃書記局長のインタビュー記事を掲載するとともに選挙で野党統一・共闘候補として日本共産党の支援を受け当選した「裏切ったら許さない民進党籍議員リスト」を公開した。
「日本共産党の小池晃書記局長が15日の会見で指摘した、衆参各8人の野党統一や市民と野党の共闘で当選した民進党籍をもつ議員各氏は次の通りです。(敬称略)」
民進・希望統一会派は「筋通らない」/小池氏が会見で批判
しんぶん赤旗に掲載されたリスト
背景には深刻な資金難も
民進党衆議院が希望の党と立憲民主党・無所属に分裂し、改憲勢力である希望の党に行かなかった候補者を日本共産党が支援したのは事実。2016年の参院選でも安保法制に反対するために共闘している。その議員たちが改憲・安保法制賛成の希望の党と統一会派を組むことに小池晃書記局長が憤るのは当然。
全く筋が通らない。民進党との党首合意は「安保法制の廃止」であり、民進と希望の統一会派合意は合意に背くもの。参議院8人、衆議院8人の議員は合意に基づき市民連合も応援して当選。希望との統一会派に参加することは有権者への裏切りに。今日の会見できびしく指摘しました。https://t.co/TIDFhzYixB
— 小池 晃(日本共産党) (@koike_akira) January 15, 2018
しかし、党機関紙とはいえ政治部や社会部などを擁し報道の側面も持つ赤旗が、書記局長様の発言に沿って対象の議員をリストアップし「野党統一や市民と野党の共闘で当選した民進党籍をもつ議員各氏は次の通りです。(敬称略)」と参考資料というより恫喝・警告ともとれる掲載の仕方をしているのはいかにも日本共産党らしい。党員に向け「議員各氏は次の通り」と周知する目的は「裏切った場合は許すな」というメッセージとしか思えない。
民進党の体たらくにも問題があるが、こういう手法が日本共産党の敬遠される一因であることも認識するべきだろう。そもそも日本共産党は単独で選挙を戦う資金も枯渇しており、民進党に手を切られて困るのは日本共産党なのでは?
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