有田芳生、オウム死刑囚の執行を「安倍案件、ジェノサイド、法相は死神」死刑囚関係者のメール内容も公開
立憲民主党の有田芳生参院議員は7日、オウム事件の死刑囚7人の死刑が執行されたことに関し「安倍案件。政治利用の死刑執行です。」と根拠のない陰謀論をフェイスブックに投稿した。
また、死刑囚の関係者とメールでやり取りした内容を公開したが、これが実に怪しい。
安倍案件。政治利用の死刑執行です。
(中略)
「オウム死刑囚13人を同時に執行すればそれはジェノサイドですよ」と言っていたのは法務省幹部。執行後に法相のことを「死神ですね」と言ったのも法務省関係者。一度に7人の執行をした異常さへの法律の専門家からの率直な気持ちなのでしょう。僕は「死刑制度には反対」とはっきり言いきることができない立場でした。しかし昨日の執行から心のなかで大きな変化が起きつつあります。加藤典洋さんのいう「犬も歩けば棒に当たる」です。『どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ』(岩波ブックレット)』 2018/7/7
出典:有田芳生フェイスブック
出典元で全文が確認できるが、有田議員の文章はどこからが本人の発言で、どこからが相手の発言かがわかりにくい。そもそも死刑囚の関係者って誰でしょう?
鏡が映すワレのツラの醜き麻原のごとし
まず有田議員はオウム死刑囚の執行を「安倍案件、政治利用」と書いているが根拠は何も示されていない。報道をオウム一色にするにしても、これといって政権批判で盛り上がるような時期ではなく、法案の採決も元からメディアが積極的に報じていたわけでもない。何のスピンだというのだろうか。
また、有田議員がメールを受け取った「残された死刑囚の関係者」の存在も怪しく、もし本当なら国会議員としては不適切な繋がりを疑われかねないものだ。
死刑の執行をジェノサイドと表現するのはいかなる立場の人間なのか想像すると、それは反社会的な思想の持ち主しか思い当たらない。また、法相を「死神」と称するのは鳩山邦夫大臣時代に朝日新聞が記事の中で用いて問題となった言葉であり、それを今回の執行後に法務省関係者が言い放つとも思えない。
この有田議員の投稿にはジャーナリストの藤本順一氏がコメント欄で痛烈に批判している。
「鏡が映すワレのツラの醜き麻原のごとし」
まず、あるべきは被害者家族への哀悼。オウム事件の評価や死刑制度の是非、あるいはメディア報道のあり方を論ずるのはもちろん構いませんが、さすがに死神、ジェノサイドはないでしょう。
これは個人的感想ですが一言。
愚かなるは人権派を標榜して加害者とその家族の人権を蹂躙するエセ知識人とこれに同調する自分だけ良い人ポジションの輩。鏡が映すワレのツラの醜き麻原のごとし。
「立憲民主党には他人の褌で相撲を取る人が多い」
死刑の是非や事件の評価はそれぞににあって然るべき。しかし、被害者家族の本音、複雑な思いの一つ一つを推し量るのは難しいですね。拉致被害者家族にも共通するジレンマです。それ故、今回の執行を死刑廃止や安倍政権批判に結びつける政治家の姿が拉致議連にも重なる被害者家族の政治利用にも見えるのです。もちろん、このタイミングでの執行には政権の思惑もあるでしょうが、それを批判する政治家も見方を変えればオウムの政治利用が批判されるわけです。とりわけ、立憲民主党には他人の褌で相撲を取る人が多いようなので余計な一言を
ボロカスですね。
有田議員は「僕に対して国会議員が、という批判は聞いておきますが、まったく通用しません。」と悪態をついているが、これといった具体的な反論も出来ず完敗の様相。
私から見ても、拉致問題もオウム事件も売名・政治利用しているようにしか見えませんね。