共産党区議が大津死傷事故に「園庭のない保育園も問題、危険な道路の近くに保育園を認めた行政にも責任」

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共産党区議が大津死傷事故に「園庭のない保育園も問題、危険な道路の近くに保育園を認めた行政にも責任」

 滋賀県大津市の交差点で散歩中の園児が死傷した事故について、日本共産党の石川すみえ区議(板橋区)が自論を展開している。保育園落ちた騒動で国会議員に抗議していたアノひとだ。

園庭のない保育園も問題かもしれないけど、それだけじゃなく急に規模を大きくしていった法人の保育園運営は行政がチェックすることが大事だと思うし、危険な道路の近くに保育園をつくることを認めた行政にも責任があると思っています。
それとガードレールです。

 一見、行政にの不備について語っているように見えるが、これではまるで「園庭もなく危険な道路の近くに園を作った」と保育園側を責めているようだ。

保育園側に不備はない

 今回の事故では、会見でマスコミが保育園側の不備を探るような質問をしたことで批判を浴びている。また、事故現場周辺のGoogleストリートビューには園児を守る保育士らの姿も写っており、保育園側に何ら不備と言えるようなものは見当たらない。ストリートビューの写真では園児らを車道から遠ざけるように歩道端を歩かせ、保育士が車道側に立って周囲を伺う様子が写っており、これ以上ない配慮が確認されている。
 現場の交差点が危険だと指摘されたのは車道上の車同士の衝突が多いという点であり、歩道上の危険性は指摘されていない。石川区議は「ガードレール」がないことを行政の責任と言っているが、交差点には横断歩道があるため設置は不可能だ。自転車の車道走行などもあり、ガードレールの未設置は行政の怠慢や予算の問題だけではない。

 この区議にどれほどの知識があるのかはわからないが、決定的な事実誤認は「危険な道路の近くに保育園を作った」ということだ。これは事故が起こった後の印象だけで根拠がない。交通量が多い道路周辺であることからこのような事を言っているのだろうが、逆に市街地の保育園周辺は道路が狭く通園時の事故が懸念されるケースもある。行政を責めるのは共産党お得意のパターンであるが、まるで保育園側に不備があったかのような言いがかりは厳に慎んでほしいものだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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