小沢一郎が民主党政権の失敗を認める「過ちは繰り返さないから、もう一度信頼してください。そう言う以外ない」

2019年5月16日政治・社会

　国民民主党の小沢一郎氏が14日、民主党政権の失敗を渋々認め謝罪する意思を示したようだ。8日のBSフジ「プライムニュース」で玉木代表が「小沢さんは謝るべきだ」と発言したことに答えた形となる。

国民民主党の小沢一郎氏は14日のBS-TBS番組で、旧民主党政権が約3年の短命で終わったことに触れ、国民に謝罪する用意があることを表明した。「期待を裏切った。過ちは繰り返さないから、もう一度信頼してください。そう言う以外ない」と述べた。

小沢氏は旧民主党政権時代の2012年、消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革に反対し、離党。民主党政権の崩壊につながった経緯がある。
出典：小沢氏が謝罪の考え、旧民主党政権　　:日本経済新聞

選挙対策としての謝罪

　小沢一郎に信用してくれと言われて誰が信用するのだろうか。党内抗争に明け暮れ政権を崩壊させ国を混乱させておいて、謝れば済むというものでもないだろう。
　玉木代表は小沢一郎の責任を明言しているが、党を割った小沢一郎だけでなく自信を含めた全議員にも責任があることを忘れているのではないか。

2019年5月8日　玉木雄一郎代表出演
BSフジ LIVEプライムニュース
「なんで小沢さんとやるんだと言われた。色々あったがもう一度大義のために国民のために力を合わせ、その中で反省、総括をしない限りはもう二度と国民に信頼してもらえない」#つくろう新しい答え #国民民主党https://t.co/HyFlqliDt5 pic.twitter.com/GfTDukNoJF

— 国民民主党 応援アカウント (@dpfp_follow) May 9, 2019

　小沢一郎の謝罪も、反省する元・民主と反省しない元・民主という色を出し立憲民主党に揺さぶりをかける意図もあるのだろう。しかし口先だけで信用されるようなことではなく、森裕子議員らがこれまで民主党政権の反省もなく現政権を批判し続けたことの責任も取らせなければ筋が通らない。

　そもそも小沢一郎も御年76歳だ。もう何かを任せられる歳でもない。

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