昆虫の亜種や地域変異、同定スキルを上げるには?


スケッチブックと筆記用具
とにかく昆虫は種・亜種が多い。
クワガタ・カブトムシだけでも膨大な数の種類が存在します。
種の同定くらいなら経験次第でどうにでもなるでしょう。
しかし、亜種や地域変異となると急に難しくなります。

ある程度の経験があれば、亜種の特徴などを記憶しますがラベルなしの個体を一つだけ見せられて、それがどの種・亜種であるか?と尋ねられると急に自信がなくなる人も多いでしょう。
特にクワガタ・カブトムシは商業的な価値観で強引に亜種として記載しているのではないか?という声もあり同定は困難を極め、♀に至っては全くの同種と思われる種も多くあります。
しかし、それらを見分けることができる専門家が存在することも事実です。

基本中の基本はスケッチ

生き物観察の基本はスケッチです。
クワガタ・カブト愛好者では、やたらと飼育経験や採卵・生育実績がクローズアップされていますが、それと同定スキルはまた違うものです。
多くの個体・写真を見ることも大事ですが、スケッチには適いません。
写真や個体実物は目で見て記憶する。それに対してスケッチは目で見た特徴を再現するため、ペンでその特徴をなぞり描く作業です。

目で見ただけでは理解でない微妙なライン・濃淡を絵にしてから比較してみるとよく分かります。
写真の再現度には当然適わないが、スケッチは特徴が誇張されます。
個体の点刻を点描で書いてみると位置・密集度の違いなどが写真よりも明確になります。

目で見たものを記憶しても、その記憶は変化します。
よく血統物と言われる昆虫で「見た目のインパクト」という言葉が使われますね。
この言葉を使う意味。それは、そのときの感情で実際より大きく太く見えているとも言えます。
インパクトを受けた記憶をもとに実物なしでスケッチしたらどうなるか?
未知の生物UMA目撃情報のように、実際には無いであろうキバや角が生え、大きさもデタラメになるかも知れません。

記憶とは実に曖昧で、感情・経験・事後の出来事に左右されやすいものです。
微妙に違う2種を違う時期に記憶した場合、その2種は同じ記憶として整理されることもあるでしょう。
しかし、スケッチは「違いを描く」という実体験があります。
描く過程で、別の種より点刻が濃いことに気付いたり、胸角突起の位置や数の違いに気付き記憶したり。
絵が下手でも構いません。研究者の論文や著書などにおいても、お世辞にも上手とは言えないものもあります。
古い資料のなかには特徴が誇張され過ぎて、もはやSDガンダムか?という絵も。

最後に

youtubeで検索するとビックリするほど昆虫スケッチの方法がヒットします。
https://www.youtube.com/results?search_query=Draw+insect&page=1
紹介されているものは芸術的なテクニックで真似できそうにないものが多いのですが、参考までの見ておく価値はあると思います。
まずは点と線だけでも書いてみることから。

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