根拠のない可能性を語ることは科学ではない


前回の記事
電撃殺虫器(殺虫灯)はクワガタやカブトムシに悪影響?

元の記事となるブログへもコメントを残したのですが、理解してもらえなかったようです。そもそも過去のコメントは読まないひとばかり。

可能性と空想の違い

科学が秘める可能性には根拠があります。偶然と言われる発見もすべて、何らかの意図をもった実験の過程や結果がもたらしたもの。
対して「空想」には根拠がありません。
「人が空を飛ぶ未来」を空想しても、そこに根拠も理論もありません。
しかし、いろんなことを思い描くことが実現へのスタートでもあります。
この空想を現実のものとするため、可能性を探り、理論を構築し、繰り返す。

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」で主人公がタイムスリップした未来、それが2015年、今年です。
あの空想は現実のものになったでしょうか?
薄型テレビやタブレット端末は現実のものになりましたが、そのほとんどが実現できていません。
21世紀になってもドラえもんは現れず、設定は22世紀になってしまいました。
鉄腕アトムの誕生日、2003年4月7日を10年以上過ぎましたが、アトムらしきロボットは誕生しておらず、ゆるいロボットが片言でしゃべるのが今の現状。
空想の域を脱したものと、そうでないものの差は、時を経て天と地ほどに。
アトムもドラえもんも理論上は不可能ではないでしょう。ガンダムだって、資金と用途さえ揃えば近いものは作れるかもしれませんが。

かなり脱線しましたが、今回の「電撃殺虫器が人体や昆虫に悪影響かもしれない」という空想。これは完全に空想で思考停止し、可能性に繋がる科学的な論拠も示されていません。
それどころか引用元の記事中に、その可能性を否定する文章があるにも関わらず、ひたすら不安を煽るだけの空想コメントが相次いでいる。
「あるかもしれない」「絶対はない」などという疑問や不安が空想の域を脱していないまま議論しても仕方ない。
これらの議論が不毛であるだけならまだしも、一企業が科学的根拠に基づいて製造販売する機器への風評被害が起きている。これこそ実害です。

ゲーム感覚の安易なコメント

Yahoo!ブログ特有のポイント獲得ゲームの弊害化もしれない。
多数の読者や検索流入よりも、ブロガー相互の繋がりが重視され、議論の流れも読まずひたすら安易なコメントを残していく。
新しい記事を更新すれば、過去の記事は流れていく。しかし、それは確実にインターネット上に残り存在し続ける。その事実を無視して、訂正や補足を行わないブロガーは無責任と言わざるを得ない。

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

この記事が気に入ったら
いいね ! で応援しよう

Twitter で

電撃殺虫器(殺虫灯)はクワガタやカブトムシに悪影響?

【経験者は語る】ムシキングによる昆虫ブームなんて無かったよ。

SNS・RSSフォロー

最近の記事

定期購読マガジン&メルマガ




PAGE TOP