バカのエラー、菌床飼育における試行錯誤


トライ・アンド・エラー
正確にはトライアル・アンド・エラーと言うらしい。
日本語に訳すと試行錯誤。
トライでもトライアルでも大きなことを成し遂げる人はこれを繰り返している。
特に科学の分野ではこの過程での偶然も「発見」を生む。

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昆虫飼育においても試行錯誤の末、飼育法は確立され、現在も難関種とされる種では試行錯誤が繰り返されている。
しかし一言にトライ・アンド・エラーと言っても、結果を出している人は闇雲にトライしたわけではない。
高度な知識で結果を予測してからトライする。エラーからはエラーなりの結果を分析する。
この繰り返しが成果につながっている。

しかし、この「トライ・アンド・エラー」を都合よく使う人も多い。
菌床飼育における添加剤などは特に酷い例が散見される。
なんの当てもなく「新しい粉」を投入し、失敗を繰り返す。無論その過程で無駄に殺される生き物がいる。
また、その「結果」も比較対象もないデタラメなものが多く、自称成功例と言われるものには、錯覚と思われるものが少なくない。
一番多く感じるのが、追添加なしの既製品と比較していないパターン。
闇雲に添加を繰り返し、幼虫の死亡、カビの発生などを連発し、やっとのことで死亡もカビもないものができたと勘違いする。
それは単に影響が少ない添加剤に落ち着いただけで、良い添加剤が見つかった訳ではなかったりする。
追添加しない既製品と比較しなければ、ここで大きな勘違いをしてしまい無駄なエラーを繰り返すこととなる。

こういった「宝くじで一攫千金」程度の実験ごっこをネットで披露して識者を気取る人が最近また増えてきたように思う。
結果の予測が一定の科学知識に基ずく人と、宝くじ程度の神頼みしかしない人は区別して見たほうが良い。

「トライ・アンド・エラー」は識者が行う、尊い犠牲である。

そこに「バカのエラー」を含めてはいけない。

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