佐野研二郎氏のパクリ疑惑に見るネットの怖さ、意図的に貶めることも可能


盗作の報酬
写真:盗作の報酬

2020年東京オリンピックのエンブレムが、ベルギーのデザイナーがデザインした劇場ロゴに酷似しているとして、そのデザイナーが差し止めの訴訟を起こすとか。
この件について問題となっている佐野研二郎氏を、擁護するつもりも非難するつもりもないが、その後に他のパクリ疑惑が続々と見つかるというのはネットの力というか怖さを感じた次第。

狙った人物を貶めることも可能

佐野氏の五輪エンブレムが盗用か偶然かどうかは知らないが、ネット上にあらゆる情報がアップされている昨今では、いとも簡単にデザイナーの信用を意図的に失墜させることが可能となっている。
例えば私が、何も考えず誰の作品も参考にしないエンブレムをデザインしたとしよう。そしてその作品をネットにアップする。
で、私に対して反感を持つものが「パクリじゃね?」と思ってネットでサーチする。すると全世界のあらゆるデザインの中から「似ている」ものが必ず見つかるでしょう。それをもって“盗作”だと非難し貶めることだってできるわけです。
無論、権利者が主張するかどうかで法的な対処は変わるわけだが、法的な手続きを踏まずとも“ネット”を駆使して信用を貶めることが可能なのです。

最近話題となった、サントリービールのキャンペーントートバックの件では、一部はスタッフによる盗用を認めているようだが、中にはこじつけとしか思えない指摘も混ざっている。一度疑惑を持たれたデザイナーは延々とこの「ネット検索」により類似デザインを突き付けられるという怖さがある。

デザイナー戦々恐々

五輪エンブレムの問題でご立腹のベルギー人デザイナーは「偶然でも結果的に似ている」という趣旨の発言をしているという。これは法的な問題なので私がとやかく解説できる問題ではないが、どれほどこのデザイナーの権利が侵害されて実害があるのかはいささか疑問である。
個人的には、ベルギー人デザイナーの主張が正しいなら、もう“円”“T”は使用禁止じゃねえかと思う。そんなレベルです。
こういうことが相次げば、デザイナーなんと恐ろしくてやっていけないのでは?

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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