偏向報道をするテレビを見ないことがカッケーと思ってるひとの矛盾
テレビ番組に対する意見などをツイッターに投稿すると、「テレビなんてくだらない、うちにはテレビが無い!」とかいうご意見を頂戴することがあります。
じゃあさ、アンタは何を基準に「テレビ番組の価値」を語ってんだよ。
結局は自分もコッソリ視ているくせに「私の意見は偏向報道に左右されないピュアなものだ!」とカッコつけてるだけだと思うんですが。
見ない選択肢より、リテラシーを
見ないという選択肢こそが偏向を生んでいると思う。
要はリテラシーの問題であって、偏向報道や印象操作に引っかからない素養が重要なんではないかと。馬鹿な意見を聞いたら、それを馬鹿だと判断していればそれでよいのです。
なにも、馬鹿な意見ばかり言ってる番組を見たからってこっちまで馬鹿になるわけじゃあるまいし、一方の情報を遮断してしまうと自己の意見や主張のブラッシュアップもできません。
極力多様な意見を聞いているからこそ、自己の信念や政治的主張が定まるのであって、特定の意見しか聞かないと決めてしまうと、もうそれは政党や権力者の「コマ」であり人間として扱われません。
有田芳生氏らが推奨し、SEALDs(シールズ)などが利用している「ぶろっくやっちゃうよ君」などは、表面上は「ヘイトアカウントをブロックするツール」と言っていますが、実際は共産党や民主党の意見に反発するアカウントとそのフォロワーを片っ端からブロックするツールです。
これにより、反対意見を聞かないように仕向けてからデモへの参加を呼び掛けるというのがSEALDs(シールズ)などが利用している「ぶろっくやっちゃうよ君」の正体です。
参考:SEALDs(シールズ)の粛清がこわくてふるえる。ブロック祭り開催中!
こんな連中が、「国民の声を聞け」とか言っちゃってるわけです。
テレビ番組に関しても、政権寄りの報道をしているとして、フジテレビやNHKを『政権の御用番組』だと批判していますが、その理屈でいくとTBSやテレビ朝日は『野党の御用番組』ということになるのですが、そういう不都合には触れないのです。
結局は、政権寄りだろうと野党寄りだろうと、双方を見比べてどちらの意見が正しいと思うかは自己で判断すれば良いのです。それを、一方の意見だけ聞けと言うSEALDs(シールズ)などは未熟で臆病すぎるのです。
ちょっと脱線してしまったので話をもとに戻す。
自己の主張と真っ向対立する番組を視聴してしまうと"視聴率"が上がるので嫌だという意見がありますが、確かにこれは頭が痛い問題です。テレビ朝日『報道ステーション』やTBS『サンデーモーニング』なんて、批判的視聴による高視聴率を叩きだしており、それにスポンサーが乗っかるという図式ができ上げっています。
それでも、あまりにも無理がある意見を喧伝する『報道ステーション』などはスポンサー降板の動きも出てきています。
とにかく、反対意見にも耳を傾けたうえで、改めて否定してやるくらいの姿勢でなければ、特定意見や政治主張の道具として利用されるだけ。
「テレビ見ない!」なんて言ったところで、未だに日本のトップメディアがテレビであることは間違いないので、見ないことのリスクのほうが大きいのではないかな?と、思う次第。