同性愛差別の岐阜県職員「難民問題」「テロ」「シールズ」でも問題発言

政治・社会

岐阜県技術検査課の男性主任が先月、海老名市議が自身のツイッターで同性愛差別する発言をしたことに賛同するツイートを行っていたとして、県は処分を検討しているという。
しかし、この職員のアカウント「西向く侍@2469enpi」の過去のツイートには他にも問題発言がある。
難民を中傷する「そうだ難民しよう」というはすみとしこのイラストを再掲載したり、パリのテロに「わくわくしている」などと掲載していた。
また、SEALDs(シールズ)の活動に対しては「安倍首相と刺し違えて討ち死にしろ」などとツイートしている。

はすみとしこ「そうだ難民しよう」を再掲載

10月7日、翻訳学校講師の豊田憲子氏(@saltykiss)が「多くの人々を傷つけ難民問題をないがしろにしたイラストが削除されたことにまずは安堵」と投稿したことに対し岐阜県職員は、当てつけのような形で「とりあえず貼っておきますね 」というコメントともに「そうだ難民しよう」のイラストを投稿している。
https://twitter.com/2639Enpi/status/652669498206482432
難民問題について、受け入れることの問題点に持論があるようだ。その持論までは表現の自由であるが「差別」は許されないということが分かっていないのか。
おそらくこの人は、はすみとしこのイラストに描かれている文言を読んでいないのだろう。その文言は「難民」を「偽装難民」と決めつける内容でる。

フランスのテロに少しわくわくしている

テロと空爆。
この二つの「殺人」について様々な意見がある。
しかし、「わくわく」などという表現は意見の範疇ではない。
https://twitter.com/2639Enpi/status/666982792719388673
9.11のテロで世界が大きく動いたのは事実。しかし、それは良い方向に動いたわけではない。
パリでのテロも同様だが、何か大きな事件が起きたとき人間の心が刺激される。それは、怒り、憎しみ、悲しみなど人によって様々だ。
それを「わくわく」と表現するあたり、この職員の中ではテロも一つの手法として容認しているのではないかと思われる。その一端が次の項でも伺える。

安倍首相と刺し違えて討ち死にしろ

私はSEALDs(シールズ)に関しては厳しいスタンスだ。
しかし、意見が違うからと言って何を言ってもよいとは思わない。
https://twitter.com/2639Enpi/status/669906260360216576
なんで、この若者たちが三島由紀夫のような覚悟を持たなければならないのか?
「安倍首相と刺し違えて討ち死にしろっての。そこまでして、ようやくホントの世論が動くかも知れない」
これはテロリズム以外の何物でもない。
私はシールズの「本気度」には疑問を持っているが、彼らが本気を示すためにテロを行うことなど期待しない。そもそも彼らはそれに反対するだろう。

県が問題視しているのは同性愛差別だけ?

マスコミの報道では、同性愛者への差別ととれる発言で処分を検討しているとか。
確かに差別は良くないことだが、あくまで匿名「某県庁職員」として個人的アカウントから発信されたもの。発覚すれば処分が検討されることも考えられなくもないが、これ一件だけでここまで問題視されるのは珍しいのではないか。
やはり、ここで紹介した「テロリズム」に関する偏った認識について、県として釘を刺す意味合いで「処分検討」としたのではないだろうか?
実際にアカウントは今も公開状態で、本人の謝罪ツイートでは県側からの指導があったとは書いていない。
https://twitter.com/2639Enpi/status/671565284814159872
今後、一連のツイートと過去のツイートが県によって調査され、内容によって処分が検討されるのだろうが、難民問題やSEALDs(シールズ)の問題に関しては県も扱いずらく頭を悩ましていることだろう。
だが、ダメなものはダメなのだ。

皆様の支援が必要です KSL-Live!からのお願い

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

OFUSEで支援する

このサイトをフォローしよう