止まらない「日本死ね」の連鎖とテロリズム


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読売テレビ「そこまで言って委員会NP」において「保育園落ちた日本死ね!!!」という匿名ブログに関し、俳優の津川雅彦氏が「書いた人間が死ねばいいよ」(死ねの部分は規制音)と発言した問題。
この発言をめぐり、批判の声が上がっている。
確かに「死ねばいい」は問題発言であり、規制音が入ったとはいえテレビ番組で放送される内容としては極めて不適切である。
しかし、この発言は「日本死ね」という暴言ブログを擁護する出演者へ向け「その言葉をそっくりそのままお返しします」という意味で発せられたもの。

「死ね」という言葉をメディアだけでなく国会までもが容認したことに端を発し、「死ね」の連鎖が起こっているのだ。
そう言った意味では山尾志桜里議員の罪は重い。

「死ね」に固執するのはテロリズム

私自身もツイッターなどで「死ね」という言葉を使います。
私が使うとすれば冗談を発するときのスラングとしてであり、私自身が本気でなにかを伝えようとする際には使いません。
「保育園落ちた日本死ね」のブログも最初は匿名ゆえに汚い言葉で書いてしまったのでしょう。そこまでは理解できます。はてな匿名ダイアリーはそういう場所だからです。→「保育園落ちた日本死ね」に騙されてはいけない

問題はここから。「保育園落ちた日本死ね」が話題になり、具体的な保育問題が語られるようになった後も、現職国会議員や支持者が「死ね」に意味があるという固執を見せたことだ。「死ね」という言葉のインパクトがあったからこそ、保育問題に光が当たったという理屈らしい。

ちょっと待って?
この理屈、テロリズムではないのか?

己の主張に世間の目を向けさせるため、より過激に、より残酷に、どれだけ大きなショックを与えられるか、それがテロリズムではないか。
また、この「死ね」という言葉に反感を示す者に対しては、「保育問題を軽視する冷酷な人間」とレッテルを貼り罵声の数々を浴びせる。これも、異教徒や主義の違う人間を排他的に扱い殺戮するテロリストと同じ考え方である。

「保育園落ちた日本死ね」がきっかけで議論が活発になったことは事実だが、国会で保育問題を議論するにあたって、他にも有用な資料や記事はあったはずだ。
それらをすっ飛ばして「保育園落ちた日本死ね」を国会で読み上げた山尾志桜里議員の罪は重く、「死ね」の連鎖を生んだ張本人でもある。

「保育園落ちた日本死ね」という表現は到底支持できないが、それと同様に津川雅彦氏の「死ねばいい」も支持できない。
怒りの大きさや困窮度合いを過激さで表現するのはテロリズムに通ずるからだ。

「保育園落ちた日本死ね」を支持しているSEALds(シールズ)界隈の人間も、ツイッターなどで特定個人に向けて日常的に「死ね」を連呼している。
「私のヘイトは良いヘイト」という理屈の典型例であり、それはテロリストが言うところの「正義のテロ」と同様である。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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