アメブロがリブログ機能搭載でスタッフブログ炎上中

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渋谷ではたらく社長の告白〈新装版〉
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アメーバブログの新機能「リブログ」をめぐって、スタッフブログが炎上中。
「リブログ」はtwitterでいう"リツイート"を真似たものと思われるが、実際の機能としては他社も採用している『ブログカード』です。
このブログカードを知らない閉鎖的なアメブロ民が「著作権法違反」「炎上目的の利用に」「見てほしくない人もいる」と、的外れな権利主張で騒いでいるだけなのですが、だったらブログなんかやめちまえ。
運営側もブログカードを「転載」と誤解させるような説明をしており、どっちもどっち感がハンパない。
「ブログカードとは何か?」「アメブロ民の勘違いとは?」という二つの問題を解説したいと思います。

リブログはブログカードと同じ

アメブロがリリースした「リブログ」は一般にブログカードと言われる機能。
有名なところでは「はてなダイヤリー」が実装しており、引用元に通知されるという機能も全く同じものである。
この記事を書いているワードプレスでもプラグインを利用すれば実装可能。
↓こんな感じです。

なんの問題もありませんね。
本来ならタイトルやURLアドレスを記述するだけの引用に、装飾を加えて読者に分かりやすくする便利な機能です。
単純にhttp://ameblo.jp/staff/entry-12161669978.html、こんな引用するより見た目もきれいです。
これがブログカードです。出典元を明らかにするという意味では相手の著作権を尊重しているとも言えます。

アメブロ民の勘違い

前述の「ブログカード」の説明でもお分かりいただけたように、正しく出典元を明示するツールです。
しかし、一部のアメブロ民は引用や転載そのものが違法なものと勘違いしている。
出典元を明示すれば引用は違法ではないし、転載も記事の大半がオリジナルの文章であれば違法ではありません。
「引用されたくない」「話題にもされたくない」
だったらブログを書いてはいけません。googleなどの検索サービスにインデックスされることでインターネットは無限の広がりを可能としており、そこに参加する意思がないならば日記帳にでも書いて机にしまっておけば良いのです。

著作権以外の勘違いとしては、炎上目的の引用を助長するとの意見。
いったい何を言っているのでしょうか?
ブログカード(リブログ)とは何の関係もないお話です。それならば引用URLも禁止しなければなりませんね。自分でネット上に公開しておいて、他者に引用されたら「晒された」とかいうのは我儘です。
多くのユーザーが情報を共有することでアメーバのサービスも成立し、アメブロというサービスが提供できているのです。自分は他者のネットワークに乗っかるが、こちらからは何も提供したくないというのは通用しません。

悪意のある引用についても、別の法律で対処するしかありません。
名誉棄損や侮辱罪などで抗議して削除を求めるのが常識です。

そもそもアメブロの運営が悪い

この炎上劇はアメブロの削除基準がそもそもデタラメである、というユーザーの不満が爆発炎上した感も否めない。
アメブロ運営は名誉棄損に当たる記事に関して、法律の要件を満たした書面であってもメールでは不可となっており郵送でしか受け付けていない。
名誉棄損や侮辱に関しては無法地帯と化しており、運営事業者としては全く信用ならない会社と言って間違いない。
そして、アメブロの収益自体が芸能人などの著名人ブログによるものが多く、一般ユーザーからの収益などハナクソくらいにしか考えていないのだろう。

アメブロが「アメーバ」のSNS展開の一部であることが他社との違いでもあり、単純にブログだけ書きたいひとには不向きであり、利用すればするほど不満が高まるのは必然とも言える。

そもそもは既知のブログ機能であるブログカードを「リブログ」などと、SNS感を醸し出そうとしたのが間違いの始まり。
ブログカードとしてリリースしていれば誰の批判でも一蹴できたはずだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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