蓮舫批判は差別で安倍批判は正義、これこそ差別

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一番じゃなきゃダメですか?
一番じゃなきゃダメですか?

蓮舫議員の国籍に関する説明が二転三転し批判を浴びている。
この批判に対し、コラムニストの小田嶋隆さんが日経ビジネスONLINEの連載で「卑怯な姿勢」「出自や血統が気に食わないのなら、思っている通りにそう言えば良い。」など、蓮舫議員を批判する側に出自に対する差別意識が根底にあるとするコラムが掲載され話題となっている。

私に言わせれば、このコラムこそ差別である。
少なくとも私は出自に関する差別をしていないし、過去にもそのような記事を書いたことがない。しかし、小田嶋隆さんのコラムでは事実の提示もなく想像によって「出自差別をしている」と一括りにされている。
二つに分かれる言説の一方、それも自信と異なる側を根拠も証拠もなく「差別」と批判することこそ差別なのではないか?

議員の嘘を批判することは差別ではない

蓮舫さんは国会議員であり、野党第一党の党首選に名乗りを上げ次期総理を目指す人物だ。その人物が国籍に関して認識が曖昧で台湾籍が残っているか確認もできないまま「私は生まれた時から日本人です」という日本人としての心ばかりをアピールしている。
台湾に対する思いや誇りを捨てる必要など一切なく、ただ日本のために働いてくれればいい。自身の出自に関して嘘偽りなく経歴に記載し、そこに違法性がなければ、それがいかなる国であったとしても選挙には圧勝しただろう。
しかし、そこに嘘があった場合は批判もされるし公職選挙法の問題も浮上してくるのは当然のことである。
それを「台湾・中国だから批判された、差別だ」と論点をすり替えることこそ、台湾にルーツを持つ日本人や台湾人に失礼ではないか?
こういった、アジアと差別を安易に結び付ける論調こそがアジア諸国への偏見と差別を助長しているのではないか。

今回、話題となった小田嶋隆さんのコラムに対する反論としてこの記事を書いているわけだが、私自身は小田嶋隆さんが出演するラジオも欠かさず聞いているし、ツイッターも拝読している。
解りやすく言えば、嫌いではない。

しかし、普段から気になっていたことがある。
それは小田嶋さんがラジオ等でネットの炎上を語る際にネットの世論を、一部の差別的なまとめサイトや悪質なバイラルメディアと一括りにして語ってしまうところだ。
ある人物が批判されたときに、正当な批判や言説を取り上げることもなく、2ちゃんねるの投稿を差別の意図でまとめたものや、出典元すら示さない悪質なバイラルメディアを「ネットの声」とするのは無理があるのではないだろうか?

今回の蓮舫議員の件でも、説明が二転三転することや選挙時に示された経歴に問題があり、議員として日本の政治を任せるにあたって不安を訴える声があるにも関わらず、そこには焦点を当てず一部の極端な言説を持ち出して「批判イコール差別」という言い回しにすることこそ卑怯なのではないだろうか。

ネットの酷い叩きを批判するのであれば「まとめサイト」「netgeek」とハッキリと言ってもらいたい。これらを一緒にネット全体を一括りにしてもらっては困る。コラムニストにも良し悪しがあるように、ネットの言説にも良し悪しがあるのです。
そういった良し悪しの問題でいえば、蓮舫議員の夫である村田信之さんは醜悪なツイートをリツイートし事態を悪化させていると言えるでしょう。

右派左派の違いはあれど、安倍首相の出自についても散々と誹謗中傷のネタにしている左派はゴロゴロいるわけで、これも一括りにしてみてらどうなるだろうか?

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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