【検証】共産党によるカジノ誘致アンケートで反対への誘導や操作?
苫小牧市の成人式で日本共産党市議らが行った「IR誘致に賛成か反対か」のシールアンケートの結果に不可解な点が見つかったので検証を行ってみた。
松橋千春さんや森本健太くん、阿部恒平君、原拓也君と成人式でシールアンケートをしました。松橋さんと森本君手作りのチラシも配布‼️約500枚も受け取ってもらえました?
今回のアンケートは、IR誘致に賛成か反対かです?
賛成が61名、反対が66名という結果でした?
若者は賛成が多いと聞いていましたが、今回は反対が多くて少しホッとしています?
IR誘致反対の世論を盛り上げなければ?今年も頑張ります?
結果は、「賛成61 反対66」と当初の予想を覆して反対が賛成を上回った。
だがこれはおかしい。アンケートを行った小野寺幸恵苫小牧市議(共産党)のフェイスブック画像と、アンケートを手伝った松橋ちはる道政室担当(日本共産党苫小牧地区委員会)が作成したフェイスブック投稿動画を見比べると、アンケートの前半は賛成が優位に進んでいたのに対し、後半で反対が150%もの得票増加をしている。
それぞれの画像と動画を時系列で検証した結果を見てみましょう。
目次
アンケートの優劣が逆転している?
アンケート序盤と最終結果は、松橋ちはる道政室担当が投稿した動画で確認できる。
新成人のみなさんへ毎年恒例のシールアンケートへ行ってきました?
今年も若者未来プロジェクトのメンバーけんちゃん、あべし、はらぼんぬも参加してくれました☆
小野寺、渡辺、工藤市議も一緒におこないました✌️☺
苫小牧市長がカジノ誘致を進めているけれど、新成人のみなさんはどう感じているのか聞いてみたくて、今回はカジノ誘致に賛成or反対に絞ってシールアンケートをおこないました。
結果は賛成61、反対66でした。
賛成は男性が多く、反対は女性が多いということもわかりました。新成人のみなさんの意見や感想は…ランダムに載せます。
・経済効果は一過性のものだと思う
・景気よくなるかも
・ギャンブル依存症が今より増えるかも
・家族で遊べるというのは変だと思う
・就職先がカジノは考えられない
・1度だけ経験してみたい
・ハマりそうだから行かない
・今でさえパチンコやスロットが北海道一あるのにもうギャンブルはやめてほしい
・カジノで儲けなくていいから、別のやり方で若い人の雇用を安定してほしい
・パチンコやスロットの延長みたいなものだから苫小牧に来ても大した経済効果はないのでは
・周りでギャンブルにハマってる人が多く、その上をいくカジノがきたら苫小牧ヤバくなる
・そもそもなんで国が賛成してるかわからない、いらないと思う
・観光客が世界から来るから苫小牧の経済が潤う
・治安が今でもあまり良くないと思うから、余計悪くなる
・リゾート作る金あるなら、若い世代に投資してほしい
・バクチだから怖い人が普通にウロつく、そんな苫小牧にしないで
・パチンコやスロット以上にお金を注ぎ込みそう
・人口増えてシャッター街の苫小牧がなくなって賑やかになるならいいと思う
・子どもには行かせたくないな
・イメージがどうしても良くはならない
・わざわざカジノしに地方から行こうとは思わない、そんなギャンブルするお金なんてない
・会社の付き合いでなら仕方ないが、個人では行かないなどなど、たくさん聞くことができました。
賛成も反対のみなさんどちらの意見も、自分の暮らしや仕事に照らして考え、冷静に本音で答えてくれたと感じました。
アンケートに答えてくれた新成人のみなさん、寒い中ありがとうございました??
松橋 ちはるさんの投稿 2017年1月7日
この動画と小野寺幸恵市議の投稿画像(中盤)での得票を集計し検証してみる。
序盤の得票を画像検証
この時点で確認できる得票は「賛成23 反対15」で賛成が反対の150%の得票で圧倒している。
また、一瞬ではあるが開始直後は「賛成」ばかりで反対票がほとんどない場面も動画で確認できる。
中盤の得票 画像検証
ここではシールの色ごとで得票を集計してみましょう。
シールは最初に「青」が配られ、次に「緑」が配られたようだ。
賛成 39票 | 反対 33票 | |
青 | 17 | 14 |
緑 | 12 | 13 |
赤 | 6 | 1 |
黄 | 3 | 2 |
白 | 1 | 3 |
この時点で反対の追い上げが始まるが、それでも賛成が多い。
だが、緑の反対得票数が異常だ。序盤で緑は「賛成6 反対1」、これが「賛成12 反対13」と追い上げている。
最終得票結果 画像検証
賛成 61票 | 反対 66票 | |
青 | 17 | 14 |
緑 | 23(+11) | 30(+17) |
赤 | 12(+6) | 10(+9) |
黄 | 3 | 2 |
白 | 4(+3) | 9(+6) |
反対が逆転している。画像では賛成が59票だが、他の画像で端に2票(緑)が確認できたので共産党市議の発表通り61票とした。
しかし、この最終結果を見ると不可解な点が確認できる。
色ごとに終盤での得票を()の中に記してみると、青→緑と配られ、赤が配られ始めたところで赤の得票が当初「賛成6 反対1」であったが、その後の得票では「賛成6 反対9」と不自然な逆転が起こっている。
白においては「賛成1 反対3」から「賛成3 反対6」となり最終的に「賛成4 反対9」と、反対が圧倒している。白が主に配られたのは中盤以降である。
そして、中盤以降に緑が多く配られ始める。序盤から中盤にかけての追い上げも緑が配られたころだ。
緑は序盤で「賛成6 反対1」と賛成ばかり、これが中盤から「賛成12 反対13」と追い上げ、終盤では「賛成11 反対17」と150%アップのペースで票を伸ばし、最終敵には「賛成23 反対30」と圧勝した。
中盤以降に配られた緑赤白の3色が、反対票を多く集めていることがよくわかる。
中盤以降になんらかのバイアスか
前項で示した通り、中盤以降の反対票は異常な数値を示している。
公職の選挙などでは長期にわたって争われるため、選挙活動の経過で逆転が起こることがあるが、短時間で同所同年齢対象のアンケートで極端な逆転は考えにくい。本当にアンケートが操作されていないなら、中盤以降のアンケート参加の呼びかけ方法になんらかのバイアスがかかっていたことも疑われる。
また、日本共産党のビラ配りが行われていれば、共産党に反感を持つ若者のアンケート参加が徐々に減ることが予想され、必然的にカジノ反対の票が増えていくだろう。
反対に投票するよう誘導か?
もう一点、動画等を見ていて気が付いたのは、中盤以降の逆転が始まった頃から松橋ちはる道政室担当はボードの中央を持たずに、向かって右側の「反対」のほうに体を位置し反対エリア側から何かを喋っている。
シールの配布に関しては反対エリアの前で配っていることが多いが、序盤に賛成側で配っている場面あり意識的とは断定できない。
しかし、松橋ちはる道政室担当は明らかに「反対」のほうに自身の体を位置し、投票者にも反対側を向けている。百歩譲って無意識だとしても、このアンケートが「反対票」を集める意識で行われたことが窺える。
また、松橋ちはる道政室担当は動画の投稿に際して意見は「ランダムに載せます」としながら、掲載の22件中、賛成意見4件のみで反対意見は18件掲載するという偏りを見せている。
新成人のみなさんへ毎年恒例のシールアンケートへ行ってきました?
今年も若者未来プロジェクトのメンバーけんちゃん、あべし、はらぼんぬも参加してくれました☆
小野寺、渡辺、工藤市議も一緒におこないました✌️☺
苫小牧市長がカジノ誘致を進めているけれど、新成人のみなさんはどう感じているのか聞いてみたくて、今回はカジノ誘致に賛成or反対に絞ってシールアンケートをおこないました。
結果は賛成61、反対66でした。
賛成は男性が多く、反対は女性が多いということもわかりました。新成人のみなさんの意見や感想は…ランダムに載せます。
・経済効果は一過性のものだと思う
・景気よくなるかも
・ギャンブル依存症が今より増えるかも
・家族で遊べるというのは変だと思う
・就職先がカジノは考えられない
・1度だけ経験してみたい
・ハマりそうだから行かない
・今でさえパチンコやスロットが北海道一あるのにもうギャンブルはやめてほしい
・カジノで儲けなくていいから、別のやり方で若い人の雇用を安定してほしい
・パチンコやスロットの延長みたいなものだから苫小牧に来ても大した経済効果はないのでは
・周りでギャンブルにハマってる人が多く、その上をいくカジノがきたら苫小牧ヤバくなる
・そもそもなんで国が賛成してるかわからない、いらないと思う
・観光客が世界から来るから苫小牧の経済が潤う
・治安が今でもあまり良くないと思うから、余計悪くなる
・リゾート作る金あるなら、若い世代に投資してほしい
・バクチだから怖い人が普通にウロつく、そんな苫小牧にしないで
・パチンコやスロット以上にお金を注ぎ込みそう
・人口増えてシャッター街の苫小牧がなくなって賑やかになるならいいと思う
・子どもには行かせたくないな
・イメージがどうしても良くはならない
・わざわざカジノしに地方から行こうとは思わない、そんなギャンブルするお金なんてない
・会社の付き合いでなら仕方ないが、個人では行かないなどなど、たくさん聞くことができました。
賛成も反対のみなさんどちらの意見も、自分の暮らしや仕事に照らして考え、冷静に本音で答えてくれたと感じました。
アンケートに答えてくれた新成人のみなさん、寒い中ありがとうございました??
松橋 ちはるさんの投稿 2017年1月7日
小野寺幸恵市議もアンケート結果に「若者は賛成が多いと聞いていましたが、今回は反対が多くて少しホッとしています」としており、このアンケートが反対票を集めるために行われたことは間違いない。
検証まとめ
検証の結果判明した事項は以下の通り
・短時間で同所同年齢を対象であったにも関わらず中盤以降、急激な逆転が起こっている(序盤は賛成が150%、結果は反対が150%に逆転)
・中盤以降、松橋ちはる道政室担当が「カジノ反対」側で立ち、投票者に声をかけている
・当初から「カジノ反対」を意識した政治主張と宣伝のアンケートであった
これらの点から推測するに、中盤以降は作為的であったことが考えられる。
そもそも、シールの色になんらかの意図かサインがあったものと思われ、特に緑と赤と白が反対に偏り、序盤でカジノ優勢だった青を早々に使用しなくなっているのはおかしい。
これは序盤「青」で傾向を把握し、中盤以降は反対が多かった女性を中心に声掛けを行った可能性もある。それならば、中盤以降に青が一回も使用されず緑が激増し逆転が始まったことの説明がつく。
このようなアンケートで作為なしに一方的な逆転劇が起きるとは考えにくい。
作為的な部分はこの検証で明らかだが、それ以前にアンケートは本当に128人の新成人に行ったのか?途中から共産党関係者がシールを追加していないか?という疑問すら湧いてくる結果である。