パヨチンデマ!HIV患者入会拒否の事実は無し、サービス提供者への取材で判明

政治・社会

レインボープライドでのHIV入会お断り


6日・7日に開催されたLGBTへの理解を深めるイベント「東京レインボープライド」に出展した同性愛者パートナー紹介サービスが、HIV患者の入会を断り「ほかの会員が嫌がるから」と説明したとされる問題。某パヨチン界隈が「差別だ」とザワつき始めているようだが、にわかに信じ難い。どうやら、この界隈は確認をせずに垂れ流している節がある。

そこで、サービスを運営する株式会社リザライに取材を行ったところ、ツイッターで流れているような事実は無く「説明が至らなかったため誤解をされたかもしれない」とのことだった。
結論としては、HIVを理由に入会をお断りしているという事実は無いようだ。

なぜ、誤解が生じたのか?

ツイッターでは「HIVお断り」「会員が嫌がるから」という言葉が独り歩きし、サービス提供者への批判の声が上がっている。しかし、これは誤解であるようだ。まず、株式会社リザライの規約や案内にそのようなことは記載されていないという。

リザライは一般的な結婚紹介所のように写真や年収を見て会員が相手を選ぶようなサービスではなく、コンシェルジュがマッチングを行い紹介するという方式を採用している。
月額で料金を支払いコンシェルジュに数名の相手をマッチングしてもらうのだが、コンシェルジュは適当に手あたり次第に互いを合わせるのではなく、双方の様々な条件等を精査し「マッチしている」と判断した場合に紹介を行い、双方同意のもとにお見合いを行う。

ここで問題となるのが、登録はしてみたが一向に相手が見つからないというトラブルだ。これは一般的な結婚紹介所などでよく聞くパターンでもある。
リザライでは、このようなトラブルを回避するために、明らかにマッチングが困難と判断した場合は入会をお断りしている。この「お断り」がシャットアウトという意味に誤解されているようだが、これはHIVに限らず、他の病気や収入等を総合的に判断したうえで「現段階で料金を受け取っても相手が見つからない」という理由で入会をお断りしているという。

要するに、HIV患者だから入会を断るということはなく、マッチングすると思われる相手さえ見つかれば、そのことを伝えて紹介はする。

例えば、仕事もなく闘病中であってもパートナーとしてマッチする相手がいれば入会は可能、ただしマッチする相手が会員の中からみつかる可能性がその時点で低い場合は、料金を受け取ることができないのでお断りをするという。これは期待だけ持たせて料金を受け取ることは好ましくないという同社の方針のようだ。
提示された条件ではパートナーを見つけることができないとわかっていながら、料金を支払わせることは「詐欺」と認識しており、闇雲に有料会員を募るということはしていないとのこと。

職業・収入・容姿・年齢・病歴などを考慮してマッチングするという説明が『HIV』の部分がクローズアップされ「マッチする相手が現段階で見つからない」という部分が「他の会員が嫌がるから」という捉えられ方をしてしまったようだ。

繰り返しになるが、HIVでも拒否することなく理解を得られそうな相手がいれば、コンシェルジュが判断して紹介はする。

既にネット上では某界隈が「差別だ」と騒ぎ始めているようですが、取材の結果では差別にあたるような事実は一切ありませんでした。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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