5歳児焼死事故の東京デザインウィークが活動再開、調査継続中のまま
写真:東京デザインウィークホームページ
東京デザインウィークが活動を再開している。
http://tokyodesignweek.jp/
ブラウザによっては「謝罪文」へリダイレクトされるが、ホームをクリックすると事故以前の華やかなサイトが表示される。
以前の川崎健司代表の謝罪文は新たに21日に書き換えられ、それとは別に学校作品展実行委員長の田淵諭氏の謝罪文ページが追加されている。だが、そのページには同日付で「TOKYO DESIGN WEEK 2017 開催中止のお知らせ」という無神経な告知がなされている。また開催するつもりだったのか?
調査未完で再発防止はありえない
2016年11月6日、展示物のジャングルジムが出火し中で遊んでいた5歳児が焼死した事故は未だに消防と警察の調査が行われている。
目の前で息子を失った父親の感情を逆なでするように「忘年会」を企画するなど、その無神経さが批判されていたが、この人達に人の心はあるのか?どうして、このタイミングで活動を再開できるのか?
東京デザインウィーク代表、川崎健司氏の新たな謝罪文は以前のものと何が変更されたかも解らない簡素なものだ。なぜ日付を2017年2月21日に改めたのか?
→TOKYO DESIGN WEEK 2016における事故について
再開にあたって学校作品展実行委員長の田淵諭氏の謝罪文が追加されているが、このページが実に無神経な構成だ。
→TOKYO DESIGN WEEK 2017開催について
ページタイトルが「TOKYO DESIGN WEEK 2017開催について」となっており、実行委員長田淵氏の謝罪文より優先され、川崎健司代表が開催の中止を告知している。
ホームページでは「世界のデザインニュース」として華やかなデザイン関連のニュースが配信されている。また、「TOKYO DESIGN WEEKの歴史」というページでは死亡事故が起きた2016年開催分が「2016 テーマ:TOKYO 30以上のコンテンツが集結。自然との共生をテーマにした新たなAirTent展が誕生し、Creative Life展、コンテナ展、プロ展、写楽展、建築模型展、100人展やミュージックイベントを展開。」と、何もなかったように掲載されている。
未だに消防や警察は事故の調査中で、東京デザインウィークは協力中の身だ。調査中であるにもかかわらず再発防止もなにもないだろう。東京デザインウィークは調査協力に全精力を傾け、調査終了後は解散するのが筋ではないだろうか?
5歳児の命を惨たらしく奪っておいて「次は気お付けます」では済まされない。
事故発生直後に消された理事一覧を掲載しておく。ここに掲載されていた理事たちは調査に協力しているのか?