石丸伸二氏が安芸高田市ふるさと納税の実績を水増し虚偽報告?→悪質ユーチューバー・カピバラチャンネルの捏造でした

政治・社会



 東京都知事選出馬中の石丸伸二氏の評価が割れている。ちょっと前までならYouTubeでバズるなら石丸!というほどの人気ぶりであってが、都知事選に出馬表明して以降は対立する候補支持者らから発言の内容などを批判されることが多く、逆に今は石丸批判が稼げる!という状況になっている。

 異常な石丸人気に対しては何らかの動員が掛けられているのではないかという憶測も飛んでいるが、一方で過剰な石丸叩きも政治的な意図やお金の臭いがするのも事実だろう。
 そんななかで悪質捏造系YouTuberでおなじみのカピバラチャンネルが、以前は石丸推しの動画を作っていたのに、流れが石丸批判優勢となると手のひらを返して叩きに転じているわけだが、また視聴者を騙して石丸候補に関するデマを流している。

 内容としては石丸伸二氏が安芸高田市の「ふるさと納税」を水増しして喧伝しているというものだ。無論、これはカピバラチャンネルの捏造、または単に数字が読めないだけだ。

ふるさと納税額の年度を誤魔化す捏造動画

 ちなみに私自身のことを説明しておくと、一時期は安芸高田市議会の動画を取り扱ったことがあるが、石丸市長(当時)が故意に騒動を起こすような発言や振る舞いをすることに強い違和感を感じ、あることをきっかけに以降は取り扱わないこととしている。
 これを先に説明しておかないと石丸支持者がアンチを攻撃していると思われては困るので。

 本題に入るがカピバラチャンネルは、石丸氏がホリエモンのチャンネルで「ふるさと納税は2憶5000万円ぐらい増えた1年で」と発言したことを虚偽だと断定している。

※動画をメンバー限定にして逃亡しましたが記録は取っています

 その根拠として、総務省の公開している令和5年度ふるさと納税に関する現況調査として公開されている「各自治体のふるさと納税受入額及び受入件数(平成20年度~令和4年度)」というエクセルファイルを画面に映して、就任以降は金額が減り最終的には2億円しかないという主張をしている。


 ちょっと考えればわかりそうなものだが、このデータは令和4年(2022年)までのもので石丸氏が2憶5000万増えたとする令和5年(2023年)分は掲載されていない。タイトルが「令和5年度ふるさと納税に関する現況調査」となっているのは当然ながら令和5年度の調査結果なので確定データとしては令和4年度分までしか存在しないのだ。
 カピバラチャンネルが示しているエクセルデータにはっきりと「令和4年」と書かれているのに間違えようはないはずだ。安芸高田市の令和4年ふるさと納税額は約2億円で令和5年は9月度だけで1億円を突破するなど好調で年間で4億5000万円となっている。前年から2億5000万円増えたという石丸氏の主張が正しい。

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(前略)
 注目を集めた効果は市へのふるさと納税額にも影響した。20~22年度の納税額は2億円前後だったが、23年度には約4億4500万円となり、一気に2・2倍まで膨らんだ。
(後略)

 こういうデータを悪用し「事実を基にしている」「安芸高田市ぐるみで嘘」などとデマを流してゴミ呼ばわりまでしているわけですが、東京都知事選の最中に虚偽情報を流すのは違法行為です。

 ちなみに動画内で大竹市を安芸高田市と同規模と言ってますが、人口が近いだけで人口密度は大竹市が安芸高田市の7倍もあり工業地域として発展しています。ふるさと納税が爆増したのも高還元率のブリヂストン関連商品が大ヒットしたものと思われます。

 過去にも数々の捏造が確認されている悪質チャンネルで、そろそろ警察のお世話になってもいいのではないでしょうか?NHK党を応援しているときにアンチとつながっていたことがバレて、今度は参政党に寄生したかと思えば東京15区補選では参政党候補を応援することなく対立候補の日本保守党を応援するなど節操がない。それで日本保守党の数字が落ち着いてくるとまた参政党にすり寄って石丸叩きで党員の憎悪と対立を煽る。(参市党支持者は田母神氏と石丸氏の指示で分かれる)

 こんな稚拙な捏造を信じて「真実」を知った気になっている人は目を覚ましましょう。動画後半で「私が真実」と必死に視聴者に訴えてますが、こういう人間なんだと醒めるのが普通です。

カピバラチャンネル捏造の歴史
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