ヒステリー再び!共産党「総理!総理!」と絶叫も高市総理&茂木外務大臣が冷静に処理してしまう イラン攻撃巡り国会論戦【KSLチャンネル】

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 また共産党の田村智子委員長がヒステリックな質疑を行っています。

 2日に開かれた衆議院予算委員会で日本共産党の田村智子委員長は、アメリカとイスラエルによるイランへの先制攻撃を、政府として非難するよう執拗かつヒステリックに求めました。
 視聴者の皆さんに予断を与えないように、先に質疑の動画を見ていただいて、イランへの攻撃に対する日本政府の立場と共産党の言い分については後ほど詳しく解説します。

日本が賛否表明しない理由


 まず戦争を止めろと言っている田村さんがいきり立って、平和とは程遠い姿勢で総理に詰め寄っているのは、いかにも共産党らしいやり方です。
 田村さんの言ってることは正論ではあるんですがガザの問題と同じで、一方を強く非難することで実際に起きている戦争や紛争に日本が旗色を鮮明にする危険性を全く考えていません。

 ホルムズ海峡の封鎖により原油が入ってこなくなれば、戦争の早期終結のために一方に加担する国も出てきて戦禍は拡大します。
 現状で日本政府はアメリカとの同盟国ではありますが、今回の攻撃に対して支持も不支持も表明できないのは、明確な理由があります。
 まずアメリカを強く非難すれば日米関係は悪化し、安全保障の観点からも危機的な状況に陥ることは説明不要だと思いますが、逆にイランを無用に批判して完全に敵対国と見做された場合に、日本のタンカーが安全にホルムズ海峡を航行することは不可能となるでしょう。某野党の議員が国会で「封鎖されてもちょっと遠回りすればいい」と発言をして失笑を買いましたが、主な産油国から外洋に出るにはホルムズ海峡を通過してからのことで、遠回りのしようもありません。

 田村さんはアメリカとイスラエルを非難しろと詰め寄っていますが、むしろイランに対してもホルムズ海峡の問題で強い非難はできないという点に注目すべきでしょう。いくら正論であっても、それで戦火を拡大させては本末転倒で、日本が太平洋戦争に突入した理由が同様であったことを忘れてはいけません。

国際法で核開発は止まらない

 公平を期すために日本共産党の主張を正確に説明しておきますが、一部で共産党はイラン政府によるデモ弾圧を批判しないとか、ハマスの蛮行も批判しなかったという言説が飛び交っていますが、これはデマです。
 共産党はイランのデモ弾圧を「野蛮」という強い言葉で批判していますし、ハマスによる奇襲も厳しく批判しています。問題は双方の応酬となった場合に、常にアメリカなど西側諸国とその同盟国を批判する主張に偏重することです。
 共産党の体質として、軍事的な行動や非民主的な他国の動きには外交問題など考えず、すべて噛みつくというところがあります。これを日本政府がやれば、国際的な緊張を高め、第三次世界大戦の勃発を招きかねないという危機感がゼロと言うのが共産党の問題点なのです。別に世界大戦なんて望んでいないでしょうが、無責任な立場から理想ばかり唱えるから、今回の選挙でも大敗しオワコン扱いになっているわけです。

 国連憲章51条に関してもアメリカとイスラエルの先制攻撃が、国際法に違反しているというのも正論で、アメリカの主張する切迫した危機というのはタイミング的には無理があるでしょう。一方で、国際法を守っていては新たな核開発や核拡散は止められないという現実もあって、結果的に北朝鮮が事実上の核保有国になっていることは重要なポイントです。
 アメリカはクリントン政権で北朝鮮への空爆も計画しましたが、休戦中の朝鮮戦争が再開し韓国が全面戦争に突入することは不可避であることなどから実行していません。戦争を回避したらしたで核開発と保有が止められないというジレンマがあるわけです。

 イランに関して核開発問題だけでなく、イスラム体制による自国民への弾圧が虐殺にエスカレートし、とりわけ女性への抑圧は看過できないもので国連人権理事会も強く非難しています。これを軍事的な攻撃と指導者殺害で政権転覆させることへの批判も理解できますが、共産党の主張する対話とやらでイスラム体制が民主化することも自国民虐殺も止まることはないでしょう。

 興味深いことにイラン攻撃1週間前の2月20日に、イランの専門家である若宮さんと言う方が、JBpressで「多くの国民がアメリカのイラン攻撃を心待ちにしている」という記事を寄稿しています。ある意味で先制攻撃は必然だったと言えるでしょう。
参考:【混迷のイラン】多くの国民が「アメリカのイラン攻撃を心待ちにしている」とまで思い詰める理由 守りたいのは「祖国」であり「体制」ではない、政治に不満を募らせるイラン人の本音 | JBpress
 ハメネイ師によるイスラム体制への反発は強く、多くの国民が国外に逃げています。国内でも反体制デモは激化していて、これに対する弾圧で虐殺も起きてる状況で「国際法違反」と単純に軍事行動による体制転覆を批判することが正義とも思えません。

 共産党に限らず、左翼と言うのはいつも事が起きてから「話し合い」を叫ぶ癖があります。なぜ、その話し合いとやらでイスラム体制による抑圧と自国民虐殺が止まらなかったのか?という視点が欠けています。
 実際に攻撃が開始されてから、急に語気を強める田村さんの姿勢は、本当に戦争を止めたいという気持ちより、党としてのパフォーマンスにしか見えません。

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について
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