【疑惑】韓国と密約か!?竹島の日式典に出席もせず解決しない理由、岩屋外務大臣を島根1区の亀井亜紀子が追及【KSLチャンネル】
政治・社会
1965年の日韓国交正常化の交渉において、国交を樹立することを優先し竹島問題の結論を先送りする「密約」があったとされる説について、立憲民主党の亀井亜紀子議員が9日の外務委員会で岩屋毅外務大臣の見解を質しています。
亀井議員は島根県選出の議員で竹島問題に取り組んできた中心的な議員の一人です。
竹島式典に出席しない密約?
相変わらず岩屋大臣のやる気の感じられない答弁が余計な憶測を呼びそうで不安になるわけですが、この密約説とは昔から言われている「竹島棚上げ論」のことです。
韓国人の政治経済学者ロー・ダニエル氏が外交記録を調査して最終的には著書『竹島密約』を上梓するわけですが、2007年に韓国の総合雑誌『月刊中央』がこの内容を報じたことで、その翌週には当時、新党大地の衆議院議員だった鈴木宗男さんが質問主意書を提出し政府見解を質しています。無論、政府がこれを認めるわけもなく完全に否定しています。
竹島密約に関する質問主意書 提出者 鈴木宗男
当時は後に総理大臣になる宇野宗佑議員が韓国首相と交渉し密約を交わしたとされ、これに韓国側は朴正熙大統領の裁可を受け、日本側は佐藤栄作総理に報告されたとされています。
内容としては
①島については今後、双方が自国の領土と主張することにし、これに反論することに異議は提起しない
②韓国が占拠している現状は維持するが、警備隊員の増強や新しい施設の増築などはしない
③両国はこの合意を守る
少なくとも現在では、この内容に対して日韓両国が全く異なる対応を繰り返していることから、密約がったかどうか以前にその効力が疑わしいわけですが、国交樹立のために一時的な落としどころを見出した可能性はあるかもしれません。
この密約の表向きの文書とされるのが「紛争解決に関する交換公文」なわけですが、ここでいう「紛争」については日本は「竹島問題」と主張し、韓国側は「領土問題は存在しない、独島を指すものではない」と否定していて、ここでも真っ向対立しています。
密約があったとしても現在ではまったく意味を成していないということですが、島根県が制定した「竹島の日」に政府から閣僚級が頑なに出席しない理由がここにあるのではないかという疑いもあり、それらを払しょくするためにも来年は大臣か総理が出席するのが良いのではないでしょうか。