日航123便墜落事故の真相に迫れ!相模湾に沈む部品を回収しない理由は?絶句する運輸安全委員長 立憲・津村啓介が国会で追及【KSLチャンネル】
今年の8月で日本航空123便墜落事故から40年、立憲民主党の津村啓介議員が2日の衆議院国土交通委員会で、墜落した機体の一部と思われる残骸が相模湾で見つかり事故原因の解明につながる可能性があるのに10年間も引き上げが行われず放置されている理由を運輸安全委員会に質しています。
なぜ部品の引き上げ調査をしない?
念のために補足しておきますが津村議員は6年前にもこの問題を質問していて、巷に流れている陰謀論に与しているわけではありません。
有名なところでは自衛隊機撃墜説や標的機接触説などがありますが、これらについてはすでに分かっている情報や事故翌日に尾翼の一部が回収され調査されていることから否定されています。一方で、事故原因は整備不良による圧力隔壁の破損と垂直尾翼の脱落と推定されていますが、これらも説明のつかない部分があって 断定には至っていません。
そんななか事故から30年経過した2015年にANNが公開情報請求により得た資料を基に調査を行い、相模湾の海底に部品と思われる物体が確認されたことをテレビ朝日が報じたことで陰謀論が再燃しました。
事故翌日に回収された尾翼の一部は海上自衛隊が偶然発見したもので、それ以外の部品が相模湾に残されたままとなれば陰謀論者でなくとも疑問を抱くのは当然です。津村さんがこの件で憤っているのは、事故原因が推定のままで断定に至っていない状況が犠牲者のご遺族に対して誠実な対応とは言えないからでしょう。
一部生存者の証言から矛盾も指摘されている推定の事故原因のまま、部品の回収すら行わないことが余計な憶測を呼んでいるわけです。相模湾の海底で確認された物体が事故機かどうか不明だから引き上げないという説明には無理があります。容易に機体と確認できる状態で墜落することこそありえないし、機体の一部かどうかは引き上げてみないとわかりません。
津村議員にはこれからも、この問題を国会で追及していただきたいと思った次第です。