大炎上した『男が産めるのウンコだけ』集会に参加した立憲・松下玲子議員「受け入れられない」コールを非難する声明を発表【KSLチャンネル】

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 3月8日の「国際女性デー」に合わせて市民団体が9日に開催した集会のなかで「男が産めるのはウンコだけ」という品性下劣で差別ともとられかねないコールが行われた問題。
 スピーチを依頼され参加していた立憲民主党の松下玲子衆議院議員がコメントを発表しました。参加した国会議員の中では最も遅い対応ではありますが、ほかの参加議員とは違い「分断を招く」「遺憾」という言葉で明確に批判したうえで「今回の表現に関しては私としては受け入れられるものではありません。」としています。


これでも不十分だという声もあるでしょうが、これまで市民団体側からの反発を恐れてウンココールを非難することもなく無関係をアピールしてきたほかの参加議員よりもかなり踏み込んだ声明となっています。

ほかの参加議員はどうするべきか?

これまで声明を出したほかの参加議員では社民党の福島瑞穂参議院議員が、
「他の人のスピーチについてはあずかり知らない」
「様々な指摘をいただいていることは認識」

という内容で、どっち付かずでただ困惑しているだけ。


共産党の吉良よし子参議院議員は、
「一部の表現について、批判や大事な指摘を受けていることは承知」
「集会全体の趣旨は、男女賃金格差の是正、選択的夫婦別姓の実現など、ジェンダー平等にむけたテーマを訴えるものであり、賛同できる内容でした。」

として、自らの言葉でウンココールを批判していません。


 まあ、これらに比べたら松下議員はかなり踏み込んで「受け入れられない」とまで言ってるのんだから、そこは認めましょう。現場では黙っていたという声もあるようですが、あの状況で「ちょっと待てや」と掴みかかるわけにはいきませんし、声明が遅れたこと以外は良しとしましょう。
 近しい自治体議員からもかなり苦言が呈されていたので、そのあたりの認識について周囲と十分に相談して今回の声明に至ったのでしょう。

 ウンココールを行った当事者のうち、1名は全く言及なく、1名は散々と言い訳を展開した挙句「私は障害者」というあってはならぬ一言を発してアカウント削除、残る1名は暴言の限りを尽くしずっと暴れまわってますが、あまりにも無名で誰にも相手にされず空回りしている状態です。

 さすがに今回の問題はフェミニスト界隈からは「男性を全否定することはフェミニズムではない」と擁護する声は少なく、LGBT界隈からは「肉体は男性で心が女性のトランスジェンダーが男が産めるのはウンコだけと言われてどんな気持ちになったか」と差別であるとの指摘まで受けています。
 生まれた時から心も体も女性の方でも、様々な事情で子どもを産めない人はいるわけで、これだけ批判されても謝罪の一つもできない人間がフェミニズムや人権を語っているのはどういうことでしょうか。

 今回は珍しく立憲民主党の松下玲子さんが「受け入れられない」とまで言っているのだから、他の議員も改めて非難する声明を出したほうがいいんじゃないでしょうか?

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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