ヤバい共産党!中国総領事の殺害予告を批判せず「先に高市総理が武力行使発言、事態悪化したくなければ撤回を」【KSLチャンネル】

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 日本共産党のヤバいスタンスが露呈しました。

 高市総理が国会で「台湾有事は存立危機事態になりうる」と発言したとして、中国の薛剣・駐大阪総領事がXで「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟が出来ているのか。」と殺害を示唆する投稿を行った問題。
 日本共産党の山添拓政策委員長は4日の会見で、存立危機事態発言を行った高市総理が発端で、まずはその発言を取り消すべきと述べた一方で、薛剣総領事の殺害予告に対する批判を避けました。
 見ていられないほどの歯切れの悪さに注目して下さい。

中国共産党との関係は?


 あれだけの酷い投稿を目の当たりにして、あたかも高市総理に非があるという見解を述べなければならない山添拓さんが哀れに思えます。
 山添さんは共産党の中でも特に穏健派で、直接お話を伺いに行っても誠実に対応してくれるいい人なんですが、党の方針に逆らってまで自分の考えを述べることはできないようです。

 この問題では野党からもペルソナ・ノン・グラータによる国外退去処分を求める声が上がっています。国外退去処分には消極的な立憲民主党の野田代表ですら、総領事の発言に関しては「とんでもない発言」と不快感を露わにしていますが、日本共産党は自衛隊を違憲として日本の防衛力強化すら否定する宗教みたいなもので、他国からの威嚇や軍事的脅威は防衛力強化の口実となるので存在しないことになっています。

 ちなみに、共産党を取り上げるたびに「中国からの指示で動いている」とコメントする方が多いのですが、日本共産党と中国共産党は半世紀前から敵対し断絶状態が続いています。
 日本共産党がソ連からも中国からも影響を受けない独自路線を表明したことで、中国から痛烈に批判され、1970年代以降は日本共産党側からも中国を覇権主義国家と批判を始め、最近でも周辺地域への弾圧や習近平体制を専制主義と批判し犬猿の仲となっています。

 これが日本政府を挟むと急に中国共産党への批判を避けて、徹底的に防衛力を削ぐ方向で動くのが日本共産党の謎なんです。まさか暴力革命のために日本の防衛力を削いでいるなんてことはないでしょうが、中国の脅威が日本の防衛力強化の契機になっているということが、とても不都合な真実であることは間違いなさそうです。

 いくら何でも今回の総領事の発言は、どっちが先かという問題じゃないんだから、山添さんの言葉で非難してもいいと思うんですが。田村委員長が就任早々、党大会で意見した女性県議を吊るし上げた時も、その後ろで苦々しい顔をしていたので、根はいい人だと思います。
 現代の共産党は不破哲三を開祖とし、志位和夫尊師として指導を仰ぐ宗教のフロント団体みたいになっているので、山添さんの目を覚まさせるのは難しそうですが、このまま党勢が衰退して国政から消えたとき、かつてのヤバい組織に変貌しそうで心配です。

 総領事の発言だけでなく、参政党などの街宣を過激な手法で妨害する党員にも苦言の一つも呈することができないあたり、敵の出方論による暴力性の許容は以前よりも増しています。中国共産党への忖度ではなく、単に暴力などの加害行為を否定できなくなっているのでしょう。

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について
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